あま師の接骨院での仕事内容、給料、就職・転職対策、求人の待遇

いつも当メディアをご覧いただきありがとうございます。

今回はあん摩マッサージ指圧師として整骨院(接骨院)で働いたことがある方にインタビューにご協力いただけましたので、この記事でご紹介します。

今、あま師で整骨院に就職(転職)したい方の参考になれば幸いです。

 

※以下、インタビュー内容をそのまま掲載します。

目次

あん摩マッサージ指圧師としての整骨院での仕事内容を教えてください

いわゆるマッサージ業務が主体でした。

あとは、電気療法の付け外しやお会計。受付がいない職場だったので、あま師の資格が必要じゃない業務もお送ったです。

してはいけないことは特にないが、接骨院なので、10分以内のマッサージを求められ、少しでも過ぎると怒られました。

お客様の悩みに沿った施術を行う仕事です。

この部分がだるい、むくんでしまっていると言ったことに対して、現状の体の状態を把握し適切な場所へのマッサージを行なっております。
してはいけない業務はお客様の求めていない部分の施術であったり、お客様への嘘の施術をしてしまうことです。

接骨院では、柔整師、あん摩マッサージ指圧師であるにかかわらず、まず干渉波治療機などの器具を患者さんにとりつけ、取り外す業務を行います。

その後に、10分ほどの簡単なマッサージも行います。

 

また、希望する患者さんに対しては、実費で長時間のマッサージを行います。

受付専門スタッフがいない接骨院では、電話の受け答え、予約の対応、会計など事務的な仕事をすることもあります。

 

私の場合は湿布を貼ったり包帯を巻くなどの業務をやらされましたが、これは本来マッサージ師がやってはいけない業務です。

お仕事のやりがい・大変なことを教えてください

10分で満足させるマッサージをしなくてはいけないけど、最初のころはよく伸びて怒られました。

でも、数をこなしていくとコツを覚えていくの、よく効くツボを覚えることができて、短くても満足度があるマッサージを学べましたし、未経験者でも割と早くスキルアップできました。

 

患者さんにもマッサージ上手だと褒められる機会も増えましたし、指名も多く取れるようになったのでその分給料も増えて、技術も向上し、お給料も増え、頑張りが結果に出たのが嬉しかったです。

相手の困っていることに対して、自分が考え対応していくというが非常に難しいですが、施術が終わった後に感謝の言葉をかけて頂けることがやりがい、モチベーションに繋がっています。
逆にお客様に満足頂けない場合ももちろんあるので、そういった時には自分の力不足を感じ、大変さを感じております。

接骨院は、実費オンリーのマッサージ院などより患者さんの数が多く、またその症状も様々です。

数多くの患者さんや症例に触れ、経験値を高めることができます。

 

治療の志向が強いマッサージ師であれば、慰安的な要素が強いマッサージ院よりもやりがいがあるでしょう。

反面、患者さんの数が多いために矢継ぎ早にに業務をこなさなくてはいけないという大変さもあります。

 

また、本来マッサージ師の業務とは関係ない様々な器具、治療機の使い方を覚えなければいけないのも大変です。

就職した後の、職場での技術や知識の習得方法を教えてください。

学校では、あんま指圧マッサージしか教えてもらえないが、院内勉強会にて、骨盤整体や頸椎整体を学べました。

私の職場では、お客様に許可を頂いて先輩の施術に同伴させてもらい、説明を受けながら見学させてもらいました。その後に先輩同伴のもと、施術やってみて学ぶという方法でした。
その他には本を読み身体構造を学びました。

学校卒業後すぐに働いた接骨院では、昼休みに院長や先輩のマッサージをさせられました。

そのときに、いろんな技術などを教えてもらえました。

整骨院で働くために必要な知識・経験は何ですか?実務経験なしのペーパーあん摩マッサージ指圧師でも就職できますか?

未経験でも、就職できる。基本整骨院は、未経験者でも勤めやすい職場。

私自身の経験から、未経験者でもとってもらえる接骨院はあります。

ただし、やはり基礎的な医学知識、特に接骨院に多い外傷の知識は勉強しておいたほうがいいです。

20代、30代、40代、50代、60代、それぞれの年代で未経験で接骨院に就職・転職できますか?それとも求人に年齢制限はありますか?

20,30代は問題ないかと思う。

それ以上は学ぶのが大変だし、体力が持つかどうか。

年齢制限はありませんが、20代30代まででは無いかなと思います。

当然、どの年代でも働き始めることは可能ですが、若い方が仕事への対応力、学習力が高いのでより高齢になっていくにつれ、難しいと感じます。

現在は、チェーン展開やフランチャイズ展開をする接骨院が多いです。

そういう接骨院は未経験でも歓迎という場合が多いですが、反面40歳までなどの年齢制限を定めている場合も多く見られます。

 

50代60代でも募集している接骨院は非常に少ないです。

実際、体力を要する職場なので高齢者にはあまり適さないと思います。

初任給、20代、30代、40代、50代、60代それぞれの年齢別の平均的な給料・年収・ボーナスの目安

まず、整骨院は、年代で給料は変わらない。

基本的に、勤めた年数。
勤務一年目で25万前後、それから増えていく感じ。ボーナスはないところの方が多い。

年齢、月収(額面、手取り)、年収(額面、手取り)、ボーナス

20代、(22万円、15万円)、(300万円、200万円)、40万円
30代、(30万円、22万円)、(420万円、320万円)、60万円
40代、(35万円、27万円)、(490万円、390万円)、70万円
50代、(42万円、34万円)、(580万円、480万円)、80万円
60代、(30万円、22万円)、(420万円、300万円)、40万円

接骨院の初任給はだいたい18万円~25万円ほど。

これは20代でも60代でもかわりません。

 

給料額は経験や勤続年数で高くなるので、30代で40万円以上の月収がある人がいれば、50代60代で20万円台ということもあります。

ボーナスが出る接骨院もあるかもしれませんが、まずないと思ったほうがいいです。

接骨院で年収アップする方法はありますか?

技術を付けるか、保険診療で資格手当をもらうか、歩合給をお願いして歩合にしてもらうかが早いと思います。

お客様の母数を増やすことです。

利用して頂けるお客様が増ると相対的に収益も上がります。

 

そのために広告活動には力を入れなければならないです。
ですが、1番は独立をすることだと思います。

これによって店舗のオーナーとなることが1番良いと感じます。

接骨院で年収をアップするためには、まず長く勤めること。

あとは、職場で信頼を得て院長候補となること。

分院などができたときに院長として選ばれれば(マッサージ師でも院長になれる会社もあります)年収は格段に上がります。

勤務時間、残業の有無、ノルマの有無、週何日休めるか、有給休暇は取れるか、福利厚生・手当て・保険

勤務時間は実働8.5時間、休憩2時間。残業はあるところはある。

ノルマは特になし。週休は要相談、摂れる人は2日取ってる。

 

有給は取れる方だと思う。

福利厚生は、会社が入っていれば社会保険、入ってなければ国保。手当は資格手当をくれることろがほとんど

勤務時間は9:00〜19:00がきほんとなっています。
残業はあります。ノルマはありません。

 

週休2日のシフト制です。
有給休暇は取れます。

 

福利厚生については、資格取得の補助であったり、住宅手当、通勤手当、損害保険、生命保険があります。

充実しているのではないかと感じます。

接骨院の勤務時間は建前では8時間。実際は朝の掃除などと業務時間を超えて残った患者さんの対応なども含めて10時間ほどになるでしょう。

接骨院でノルマを求めるところは聞いたことがありません。

 

現在は週休2日制の接骨院が増えています。

会社組織として運営している接骨院であれば、有給休暇や福利厚生、社会保険なども用意されています。

接骨院に出会いはありますか?また、何歳で結婚される方が多いですか?

職場での出会いはほとんどありません。

なぜなら接骨院に来る患者さんはほとんど高齢者だから

出会いは自分から行動しないとありません。

この職業だから出会えないということはないです。

コミュニティに参加して交友関係を広げていけば出会いはあると思います。

出会いはあるといえばあるしないといえばないです。

確実に言えるのは患者さんと恋愛関係になるということはまずほとんどないということです。

結婚は収入が安定した30代でする人が多いと思います。

あん摩マッサージ指圧師が整骨院に就職したい場合、履歴書の自己PR・志望動機は何を書けば良いですか?

自分が得意なこと、例えばコミュニケーション能力が高いなど。

今までのバイト経験も自己PRに乗せてもいいですね。

 

たとえば、飲食店に勤めていたのでコミュニケーション能力が高いですとか。

志望動機はその会社のどんなところに魅力を感じて、勤めたいと思ったかや院内勉強会が豊富なところであれが、自分のスキルアップ、スキルアップをした後御社に貢献できるなどでもいいですね。

 

ようは、その職場にどうして勤めたいかを素直に書くといいとも思います。

なぜこの職業に興味があるのか。

これが曖昧だとどの職業でもそうですが、採用したいなとはなりません。

 

なのでまずは自分の興味を持ったきっかけなどをわかりやすく説明できると良いと思います。

また、自分の強みを書く時にはお客様一人ひとりと向き合えるかどうか、向き合う時にはどのようなことを大切にして向き合っていくかなどを書くと採用する側の人は安心して採用にできると思います。

 

もちろんこれらを書くだけで採用とはならないと思いますが、これをもとに人間性を見られると思うのでこれらは必要だと感じます。

現在の接骨院は、治療家としての突出した知識や技術よりも、その院内で行われる業務をチームとして平均的にこなす能力が求められています。

自己PRで強調すべきなのは協調性です。

 

自分がそれまで学んできた特別な技術に誇りがあっても、それをPRするとじゃあご自分で開業してくださいということを言われます(実体験です)。

しかし逆に建前としては他より高い技術力を接骨院としてPRしている所が多いので、志望動機は御社の高い技術を身に着けて社会貢献したいというようなことを書いておけば問題ないです。

面接でよく聞かれる質問・回答方法を教えてください

まずは、やはり志望動機ですよね。

その次に、会社に勤めたら、どんなことをしたいか、自分にはどんなことができるか。

 

要は会社にどんな貢献をできるかを聞かれた記憶があります。

まず、会社も慈善事業ではありませんので、その人を雇ったら自分の会社にどれだけの利益を生むかを考えます。

 

ので、しっかりと自分がその会社に入ったら、どんな貢献を出来るかをあらかじめしっかりと考えておくのがいいと思います。

そのためにはきちんと受ける会社の情報を収集しておくのをおすすめします。

自己PRや志望動機で書いたことを聞かれます。

その他には他の職場ではなくなぜここを選んだのかを聞かれます。

 

自己PRや志望動機で書いたことに関してはより掘り下げて答えるといいと思います。

自分の今までの経験を少し絡めて話したりすることが良いと思います。

 

この職場を選んだ理由は他の職場と比べて何が異なり、どういった点に魅力を感じたのかということを伝えることが大切です。

これを疎かにするととりあえずここに受けにきたのかなと思われてしまうので、他の職場もしっかり調べておくことが必要です。

面接ではだいたい協調性があるか、他のスタッフと協力して治療にあたれるかというようなことが聞かれます。

そう聞かれたら決して自分ひとりで治療を完結できるということは言ってはいけません。

 

求められているのは協調性なので、自分がいかに先輩スタッフと協力できるかをアピールするのがいいでしょう。

収入面では募集要項にあった金額をきちんと要求すべきです。

 

中には募集要項にあった金額を言うといやな顔をしてそれより低い額を提示してくる接骨院もあります。

こういうところは信頼できないので辞退したほうがいいです。

面接での逆質問は、どのようなことを聞けばいいと思いますか?

 

なんでも聞いていいと思いますよ。

福利厚生や勉強会の有無、転勤があるかないかなど、不安なことはキチンと聞いておきましょう

職場で働く上でこれだけはしっかり学んできて欲しいといったことがあれば教えてください。だと思います。

採用する側はこれを言われると意欲があるなと感じます。

面接でしっかり聞くべきことは、まず給与と休日が募集要項と違わずに与えられるのかという点。

有給休暇があるか、有給休暇は勤務何ヶ月後からもらえるかなども聞いておきましょう。

残業がどれだけあるか、勉強会などの業務にはない拘束時間があるかなども聞いたほうがいいです。

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この記事を書いた人

治療家の皆様から頂いた声をもとに、就職・転職ノウハウ、求人情報についてご紹介しております。

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