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今回はあん摩マッサージ指圧師の、それぞれの働く場所の仕事内容と、給料の目安についてまとめてご紹介します。
ちなみに、それぞれの就職先について紹介した後、それぞれの職場で実際に働いていた人のインタビュー、もしくは働き方の概要をご紹介しています。
仕事内容、勤務環境、面接や履歴書のコツ等を詳しくまとめていますので、気になる働く場所があれば、個別の記事もご確認ください。
あん摩マッサージ指圧師の就職先を比較
「あん摩マッサージ指圧師」の資格を使って働くことができる就職先としては、大きく以下の5カ所があげられます。
- 整骨院や鍼灸マッサージ院などの治療院・施術所(治療家として)
- 特別養護老人ホーム、デイサービス、老人ホーム、介護施設(機能訓練指導員として)
- 訪問医療マッサージ事業所
- スポーツジムやアスリートの遠征(トレーナーとして)
- 整形外科、あるいはリハビリテーション科のある病院、クリニック
あん摩マッサージ指圧師の年収については、東洋療養学校協会が平成28年10月に発行した「 第5回あん摩マッサージ指圧師・はり師およびきゅう師免許取得者の進路状況アンケート調査報告書」によれば、あん摩マッサージ指圧師の平均月収金額は20万円から25万円となっており、年収に換算すると300万円から400万円ほどとなっています。
そして、「新卒」と言っても、専門学校などを卒業して免許を取得してからの「新卒」となるため、一般的な大学生が就職するさいに使う「新卒」とは異なります。
このため、学校を卒業して免許を取得した最初の給与を一律に年齢別に表現することが難しいのですが、平均の給与は、年代別にみていくと
- 20代が18万円
- 30代が32万円
- 40代が36万円
となっています。
それでは、具体的に仕事の内容と給与についてみていきましょう。
整骨院や鍼灸マッサージ院などの治療院
整骨院や鍼灸マッサージ院などの治療院・施術所の仕事内容は、受付、患者への施術、ベッドや院内の清掃業務など治療院・施術所を運営するのに必要な業務も行うことがあります。
首都圏で勤務をした場合で、ある東京都内の整骨院の求人例では、週休2日制で、年収220万円~500万円以上くらいまでの幅がありました。
あん摩マッサージ指圧師としてのキャリアや役職、院の業務成績によって給与額は会社と相談になるため、表記される金額にはばらつきがあります。
そして、店長などの管理職や役職に就けば、管理職手当が別に支給される会社もあります。
一般的に、治療院や施術所に勤務した場合で卒業後間もない人の場合は、220万円~300万円くらいが相場となっていて、 施術経験を持つ転職者の場合は、それまでの経験年数や、過去の役職などによって相応の金額が上乗せされます。
地域によっても差があり、関東・関西などの都市部では他の地域よりも月収で3万円程度、年収にして40万~50万程度高い傾向にあります。
より詳しい事は以下の記事をお読みください。
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機能訓練指導員として働く
次に、デイサービスや特別養護老人ホームなどの施設において利用者一人ひとりの心身の状態に合わせて機能訓練を行い、できる限り自分で身の回りのことができるように支援していく「機能訓練指導員」の仕事と給与についてみていきましょう。
仕事の内容としては、利用者の生活環境の確認や身体機能の評価から始まり、利用者本人や家族の意向も聞き入れながら、どのような訓練を行っていくかを考え、機能訓練計画表を作成し、機能訓練を行っていきます。
こちらも首都圏と地方では給与の金額には差があります。
首都圏の機能訓練指導員の求人例としては、年収は350万円~500万円で記載されているところが多く、月収は22万円~27万円、時給にすると1.400円~2,000円となっています。
一方で、地方の機能訓練指導員の求人に記載されている年収は、300万円~400万円、月収にして17万円~22万円、時給では、1,200円~1,800円となっていました。
機能訓練指導員は現在人手不足ですし、今後高齢化社会で間違いなく重宝されますので、治療院で働くより将来性があります。
より詳しい事は以下の記事をお読みください。
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出張マッサージ(訪問マッサージ)
訪問医療マッサージは、患者の自宅や介護老人施設に訪問して、痛みの緩和や機能回復を目的とした医師の同意に基づく、医療保険適用のマッサージ治療です。
雇用形態にもよりますが、週休2日制で9:00~18:00の勤務で25~30万円の求人が多いです。
パート・アルバイトの場合は、1,200~1,500円で、パート・アルバイトの時給の金額は、地方も首都圏もあまり変らないのが現状のようです。
出張マッサージは将来性がかなりあると言われているので、特におすすめです。
より詳しい事は以下の記事をお読みください。
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トレーナー関連
次に、スポーツ選手へのパーソナルトレーナーや、トレーニングジムやフィットネスクラブ、病院などでケガの予防やリハビリテーション、選手の練習や試合後のアフターケアからそれに付随する業務全般を行うスポーツトレーナーについて、みていきましょう。
スポーツトレーナーは、勤務先によって任される範囲や賃金が大きく変わります。
チームの専属トレーナーになるのか、スポーツジムなどでパーソナルトレーナーとしてそのスポーツを行う人に対して指導をしていくのか、あるいはゴルフ、テニス、水泳などのプロ選手と個人契約を結ぶのかによって、給与が大きく異なる職業です。
給与は年収600万~1,000万、あるいはそれ以上など非常に高いケースもあります。
ただスポーツトレーナーが「トレーナー」として稼げるようになるためには実績を積まなければならず、何も実績がない場合は月収22万~45万円程度になります。
ちなみにトレーナーとなるスポーツにも精通している必要があり、トップレベルで活躍するスポーツトレーナーの平均年齢は、40代~50代と高めです。
トレーナーは、口コミや紹介で決まることも多いので、インターネットに掲載されている求人の情報は、経験などを考慮していない状態での掲載が多く、面接などを通して、最終的には決まります。
より詳しい事は以下の記事をお読みください。
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病院で働く
まず、慢性期に移行した患者の治療を中心に行っているリハビリテーション科の給与の例としては、東京都のリハビリテーション科の求人で月給18.5~21.5万円+賞与年2回、合計3.6か月分あります。
そして、スポーツで痛めてしまった、あるいは怪我をした急性期の患者に対しての治療を行う整形外科の場合、都内の整形外科求人で月給 18~20万円の他、精勤手当、家族手当、通勤手当などがつきます。
賞与は年2回で業績に応じて変動するとのことです。
整形外科や病院は治療院と比べて保険の締め付け問題や乱立問題などがないため、安定した職場で働きたい方にはお勧めです。
より詳しい事は以下の記事をお読みください。
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