鍼灸師のエステサロンへの就職方法、給料、求人の探し方【経験談】

いつも当メディアをご覧いただきありがとうございます。

今回は鍼灸師の資格をお持ちでエステサロン等のエステ系・リラクゼーション系の店舗で働いたことがある方にインタビューに答えていただきましたので、ここに掲載します。

 

昨今は様々な問題で、鍼灸師の資格を持っていたとしても従来の鍼灸院や鍼灸接骨院等の治療院ではなく、民間の美容系やサロン系であえて働く方も多いです。

エステサロン側も鍼灸師は積極的に募集していますので、この記事が何かのきっかけになればうれしく思います。

※以下、インタビュー内容をそのまま掲載します。

目次

鍼灸師の資格をお持ちで、エステサロンの仕事を選んだ理由を教えてください

鍼灸系専門学校を卒業して針のクリニックで働こうと持っていました。

ただ、高齢者さん対象の仕事になるということが実習等を何回かしている間にわかってきて、最初の思いと違うということに気が付きました。

 

私は女の人がより元気に、よりきれいになる手助けをしたいと思っていたのを思い出しました。

それでエステサロンを選びました。

エステサロンでアルバイトしていた理由は、人の身体に触る練習と、タオルワーク、ホスピタリティを学ぶためです。
鍼灸師は治療家という立場と接客業という立場の2つ持っていると考えました。
言葉遣いや、お会計までの流れのを学びたかったからです。

エステ関係は全部民間資格なので、国家資格の「はり師」「きゅう師」になって解剖学的、東洋医学的な施術やアドバイスをしたかったし、保険治療としての施術ではできることが限られているため、自費でできるところを探していた。
その際に美容関係で鍼灸師を募集しており、「健康×美容」というコンセプトに自分の考えがあっていたため。

鍼灸師のエステサロンでの仕事内容と禁止事項を教えてください。

エステサロンの鍼灸師としての働きをしています。

また大半のスタッフがいわゆるエスティシャンなので痩身、脱毛、美顔の施術は基本的に担当しません。

そのかわり、痩身とか美顔の施術を促進する、鍼灸の施術を行います。

鍼灸師としては、ほとんど需要がありませんでした。
お客様の理由として鍼を刺すのが怖い、痛そうがあります。

 

あとは値段的にエステと組み合わせると高額になるところが難点でした。
だからといって、鍼灸治療単体でメニューを打っても反響はあまりありませんでした。辛かったです。

 

鍼灸師としてやってはいけないことは、マッサージだけをやることです。

理由は、スタッフ同士のお客様の取り合いです。

フェイシャルマッサージ、美顔鍼、アロマオイルマッサージ。
鍼灸師としてしてはいけない業務はない。

 

そもそも鍼灸師であることを売り出しているので、鍼灸師としてしてはいけない業務は一切行っていない。(医療行為ということでしょうか?)

お仕事のやりがい・辛いことを教えてください

エステサロンなので、痩身とか美顔に顕著な成果が出るのが必要です。

痩身の場合であれば、適切な運動、管理されて食事コントロ-ル、そしてテステティシャンのオイル等でのマッサ-ジ、そして鍼灸の施術を入念に行います。

 

他の一般のエステサロンではないメニュ-になります。

店の売りは、「身体の内側から健康美をひき出す美容鍼灸と高度なスキルで外側から美しくケアするエステのコラボレ-ション」です。

 

確かに、普通のエステより成果が出ますが、どれが効いているかがあまりわからないというのがつらいところです。

ただエステのスタッフからは、一目置かれていて、やりがいにはなっています。

やりがいは数少ない鍼灸治療のお客様が、心も身体も楽になった気がするとおっしゃってくれた時、長期的に通って頂いた結果、悩んでいた冷え性や不眠症、肩こり、片頭痛といった症状が緩和されたり、
まだ症状もあるものの症状が出る頻度が減ったというお言葉を頂いた時です。

 

大変なことは、体力勝負なところや、専門的な言葉をいかに噛み砕いて説明できるか、また魅力ある言葉にできるかが課題でした。
即効性のあるものではないので、根気強く通ってもらう、(イコール、お金を落としてもらう)信頼性作りが大変でした。

お客様と1対1でじっくりと向き合う時間があるため、しっかりお話が聞けるしアドバイスもできることがやりがい。
フェイシャル(美顔鍼)なんかはとくに効果を感じやすいようで、喜んでもらえたり、「また来ますね」と言ってもらえることがうれしい。

 

アロマオイルマッサージもやりがいがあるのだが、フェイシャルや鍼に比べると体力を使う割には安価なのでしんどい。
望んでいなかったし始めはそういう話ではなかったのに完全歩合制なので、お客様が来なければ収入がないところがしんどい。

就職した後の、職場での技術や知識の習得方法を教えてください。

鍼灸師としての技術的なことは、先輩が一人おられるのでその人から教えてもらいました。

他のエステティシャンからは、接客業というのはどういうものかを学びました。

タオルワークの手際の良さ、言葉遣い、施術以外でも物販がありましたので、物販をやんわり勧める方法を学びました。

セミナーに通う、一般向け・プロ向けそれぞれの視点で書いた書籍を買って勉強すること(そのほうがお客様に説明しやすいことに気が付いた。どちらかだけではよくない)

鍼灸師にとって、エステサロン勤務は将来性・安定性があると思いますか?

エステサロンは非常に多様化してきており、脱毛、美顔、痩身のどれかに特化しているところが増えてきています。

痩身は、ライザップ等の大手ジム、小ぶりなカ-ブスのようなパ-ソナルなジム等と対象がかぶっており、激戦ゾ-ンではあります。

そこに体内から強力に痩身を推し進める鍼灸師は、将来性が高いといえるでしょう。

これから先も鍼灸師として続けられるかという点ですが、いまだに難しいと思います。
理由は、鍼灸師として患者さんに触れる回数が少ない点です。

 

臨床現場に出ている人ならもっと鍼灸治療をしたいと思います。
鍼灸師でなくてもできる仕事のほうが多いからです。

 

将来性や安定性については、会社自体、大手なのでしっかりしていると思いますが、働くなら20代、30代前半までが体力的にピークだと思います。
妊娠中に肩身が狭くなって辞める方は結構いらっしゃいます。

鍼灸師がエステサロンに就職(転職)するのに必要な知識・経験はありますか?

勉強しておくことは、お客様に合わせたトークです。

30代後半、40代のキャリアウーマンさんは、時事問題に敏感です。

 

株の値動きが、など話を振られることがあるので毎回ヒヤヒヤでした。
もちろん、未経験鍼灸師でも就職できますが、思い描いていたことと現実とでは差があると思います。

はり師・きゅう師以外の資格は特にいらない。(私は加えてアロマテラピーアドバイザーを持っていますが)
しいて言えば民間資格だが、アロマテラピストであればよいぐらい。

 

解剖学、生理学、アロマオイルについての勉強が必要。
未経験でも訓練を積めばできるが、当店でやっている美顔鍼とフェイシャルマッサージは特定の方に学んで認定書をとっているので、学びに行かなければならない。

エステ系は20代、30代、40代、50代、60代、それぞれの年代で未経験で働き始められる仕事先だと思いますか?それとも求人に年齢制限はありますか?

技術職の色合いが高いので、年齢は関係ないです。

年齢制限はないと思います。しかし20代、30代はメイクなどに気をつける。
40代以降の方は体力勝負感が顔に出ないことが大切だと思います。

 

あまり40代以降でフルタイム採用は聞きません。

パートさんで採用しても、みなさん疲れて半年ほどで辞めて行かれます。

鍼灸師に関して言うと、同じ経験値であっても若いよりかは30代、40代ぐらいの経験を積んでそうに見える方のほうがよいと個人的には思う。
鍼を刺す、灸をするといった行為は安心できそうな感じの人のほうがよい。

鍼灸師のエステサロン勤務の初任給・年収・ボーナスのイメージを教えてください

すべて額面で、手取りはその85%です

(左から月収・年収・ボーナス)

 

■初任給15万

■20代 25万、300万、50万

■30代 28万、336万円、56万円

■40代、32万円 384万円、64万円

■50代、60代  40万円、480万円、80万円

エステサロン勤務で年収アップする方法

鍼灸師としての技術があがると良いのですが、資格は一つだけなので評価仕様がありません。

それよりは、お客様のリピ-トを取れることが昇給の形になっています。

昇給はありませんでした。
年収をアップさせる方法として、指名を増やす、歩合なので施術に入る回数を増やすこと、
もしくは役職のある立場になって役職手当をもらうことです。

独立、大手の鍼灸整骨院で働く。

技術を磨いて自分だけが担当するようなメニューを作るようにもっていく。

エステサロンの勤務時間、残業の有無、ノルマの有無、週何日休めるか、有給休暇は取れるか、福利厚生・手当て・保険

勤務時間⇒8時間/日

残業の有無⇒ かなりあります

 

ノルマの有無⇒ なし

有給休暇は取れるか⇒病気の時はOK

 

福利厚生・手当て・保険⇒ 福利厚生施設はありませんが、会社としての保険には加入しているようです。

一応、労災は認められる形になっています。

店のオープンは11時ー20時(これが勤務時間)ですが、オープン前の1時間はサービス残業です。

お店のオープン準備をします。

 

クローズも20時ですが、ここから1時間ほどカルテの記入やそうじで1時間ほどサービス残業です。
週に2回は休めますが、平日休みがほとんどです。

 

ノルマは強くありませんが、物販の5%はもらえます。
有給は取りずらかったです。

 

福利厚生は一般的に社会保険と治療中の事故に対応する任意保険の費用を負担してもらいました。(月1000円ほど)
手当ては役職があれば、役職手当です。

 

残業代はつきません。
保険は社会保険と、鍼灸師は治療中の事故をカバーする任意保険に加入します。

勤務は週5日、土曜日以外は基本的に夕方までにしている。

ひとりなので基本的に自由に決められるので、残業はないし休みも自分で調整できる。

完全歩合なのでノルマは自分次第、福利厚生や手当、保険は一切ないので記述ができない。

エステサロンに出会いはありますか?結婚できますか?

仕事場で出会いはありません。

街コン等で相手を見つける先輩が多いです。

女性客がおおいので、職場で出会いは聞いたことがありません。

ただ、28−30歳で結婚される方はかなりいます。

鍼灸師がエステサロンの求人の応募する際、履歴書の自己PRと志望動機は何を書けば良い?

他の鍼灸師との違いをきちんと説明出来ることが一番大切です。

基本的にエステサロンで働くということは、力強い助っ人という形で働きたい、エステサロンをどんどん盛り上げるということをPRすることが必要です。

 

学校で習ったことを使って体の内部から人の体の調子をよくしたい、元通りに動くようにしたいというならば、他の鍼灸院で働けばよいのですから、それだけでは不足になります。

それではなくて、その技術を使ってエステに来た人を体の内部からサポ-トしてゆきたいということを伝える必要があります。

志望動機ですと、女性の味方になりたいなどでしょうか。
具体的には恋を楽しみたい若い年代、キャリアを積む年代、働きながら子どもを育てる年代、更年期症状に悩み始める年代と様々あります。

 

その中で自分がどの年代に寄り添いたいかははっきり理由があるとインパクトがあります。
ただそれに固執していると、ほかの年齢層のお客様は対応しないのか?と聞かれますので、勉強したいという姿勢を出したほうが良いと思います。

 

自己PRになる点は、体力があります。ランニングしています。生理痛はひどくないです。

日本語以外もしゃべれるならそれもアピールした方がいいです。

店のコンセプトに合ったことを書けば基本的に通るかと思いますが、そもそも求人をしていない。
経験がなくても応募できるが、自分は今後何をやっていきたいのか、独立をしたいのか、したいのであればどのような店を構えたいのかを書いていただいたほうがよい。

 

将来のためにしっかり準備、経験を積みたいということをアピールしていただける方のほうが、しっかり働いてくれるだろうなぁという信頼感が持てるので、採用しやすいと思う。

面接でよくある質問内容・合格しやすい返答の仕方を教えてください

必ず、①技術をどこで学んで、何が出来るかを聞かれます。

次に、②その技術をエステサロンで生かしたいかということを聞かれます。

 

あまり良い格好をしても仕方ないので、「鍼灸師の専門学校で学んだ技術を使って、何か美容のために役立ちたいと思っています。

体の内面から、本来の体の調子を取り戻させて、エステで行う各種の施術の効果を今よりも高めるための仕事をしたいです。

 

その為には、他のエステティシャン達の仕事もよく見て、全体の動きをしっかりと学ぶようにしたいです」ということを伝えるといいでしょう。

面接では、
・土日祝は出勤できますかと聞かれました。
返答の模範はやはり「できます」になると思いますが、無理しすぎないようにしてください。土日祝はご飯も食べられないぐらい忙しいです。

 

・外国人の方に苦手意識はありますか。
中国人、台湾人、タイ人色々な方来られますので
模範返答は「海外旅行も好きです。外国人の方に苦手意識はありません。仲良くなっておすすめの観光地を知りたいです」

 

・体力はありますか。
模範返答は「筋トレやランニングで体力には自信があります」

今の自分の経験値。何ができるのか、何が得意なのか。
今はできなくても、どういうことを学びたいか。そのための自己投資はやっていくのか。

 

(店として応援できること以外で)どう答えるとよいという答えはないと思うのですが・・・
面接のマニュアル通りにやればいいということではないと思いますので。

 

答えられるところはしっかりはっきり答えることと、わからない・決まっていないことははっきりということが大切だと思います。

そのほうが信頼感が得られます。

面接の逆質問では何を聞けば良いですか?

鍼灸師の立ち位置を確認することは大切かと思います。

あくまでエステの補助の一つなのか、外からエステ、中から鍼灸・・というような主になるのか、ということをやんわりと確認するのは大切なことです。

早い話が店の方針を聞くことになるのですね。

勤務時間、給料体系、どのようなことをするのか、店として今後どのように事業展開していきたいのかはしっかり確認したほうがよい。

手技や接遇の勉強をしたいですが、なにか会社で行っている勉強会などはありますか。
と、私は聞きました。

 

やっていないとのお返事だったので気まずかったです。
ただ上手く伝われば、学ぶ姿勢のある方と思われて好印象だと思います。

鍼灸師を募集しているエステサロン求人の見つけ方・探し方

エステサロンであれば、治療家専門の求人サイトでも、一般求人サイトでもいくらでもあります。

ただ「鍼灸師歓迎」と書いてある求人の方が、歓迎されたり待遇がついたりすることが多いのでおすすめです。

鍼灸師のエステサロン求人例:http://u0u0.net/UlRD

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この記事を書いた人

治療家の皆様から頂いた声をもとに、就職・転職ノウハウ、求人情報についてご紹介しております。

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