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今回はあん摩マッサージ指圧師として独立・開業した2名に
- あん摩マッサージ指圧師で開業すれば、どれくらいお金を稼げるか、年収はどれくらいか
- あん摩マッサージ指圧師で開業するには、どこで、どれくらいの期間、どのような経験を積めばいいか
- あん摩マッサージ指圧師で開業するには具体的に、何に、いくらくらいお金が必要で、どんな準備や手続きが必要か
について聞いてみました。
ちなみに店舗を持って開業したAさんと、出張専門に起業したBさんにインタビューにご協力いただきました。
あん摩マッサージ指圧師として開業してお金持ちになりたい、自分の院を持ちたいと考えている方の参考になれば幸いです。
※雇われで稼げるあま師の就職先は以下でご紹介しています。
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店舗ありで独立開業した、あん摩マッサージ指圧師のAさん
(Aさんは50代後半で独立されました)
あん摩マッサージ指圧師で開業すれば、どれくらいお金を稼げますか?
開業しましたが、今はだいたい月に20~26万ほどです。
家賃と借金返すとほとんど残りません。
あん摩マッサージ指圧師で開業するには、どこで、どれくらいの期間、どのような経験を積めばいいですか?
私は温浴施設に居ましたが、やはり大手に入って数をこなす事は非常に大事だと感じました。
知識があっても実際にお客さんに触れて施術をして、反応を見たり、他の人と技術を試しあったりする事が非常に良い勉強になります。
また、すでに開業している先生の所に行って実際に受けてみることも良い勉強になります。
同じ事を学んでも、人によって解釈が違ったり自分に合ったやり方を見つけ出したりしているので、それを実際に自分の体で感じ取り、何が自分に向くのか、どういうやり方が良いのかなどを学ぶことが出来ます。
意外と自分が今まで全く知らなかったやり方に目からうろこが落ちるような事が私も何度かありました。
また、経験が長くても自分に合わなかったり、実際にお客さんに出来ないだろうという主義もあるので、とにかく色々実際に体験し、自分で試してみる事だと思います。
あん摩マッサージ指圧師で開業するには具体的に、何に、いくらくらいお金が必要で、どんな準備や手続きが必要ですか?
私はコンサルタントを頼んだのですが、これは正直お勧めできません。
コストパフォーマンスとしては高いとは思えません。
お店を借りるのか、自宅を改造するのかによって値段は大きく変わってくると思います。
10~15坪のテナントの内装費だけで150万ほどは用意しておいた方が良いでしょう。
最初お客さんはなかなか捕まえるのが難しいので、その点でも先に近くの大手で修業をして顔を売っておく必要があります。
テナントを借りれば当然家賃がかかってきます。
私は地方ですが、それでも8~12万ほどで考えておいた方が良いでしょう。
他にも水道光熱費、通信費などもかかりますが、電話は固定電話の方がお客さんの信用度は上がります。
自宅で開業する場合もそうですが、駐車場が確保できるかも大きな問題になってきます。
これらを踏まえて考えると、最初に用意する金額としては、最低でも300~400万ほどは用意した方が良いと思われます。
出張(訪問)専門で開業したBさん
一般的に出張は資本金がかからずリスクが低い一方、売り上げは店舗型と比べて低いと言われていますが、どうでしょうか。
あん摩マッサージ指圧師で開業すれば、どれくらいお金を稼げますか?
以前開業した事があります。
出張専門です。ライセンスはありました。
どのくらいお金を稼げるかとお尋ねですが、現実は様々です。
赤字続きで店を(仕事自体を)たたむ人も多くいます。
しかし、ビジネスで長けている人などはかなりの成功を収めている人もいる事は確かです。
0円から億単位まで様々です。
現在において平均的な収入としては、都心と地方では格差がかなりあります。
都心では施術料を高く取れる事もあって年間500万円から600万円はいけると思います。
1000万円越える事も可能です。
バイトだけでも年間300万円以上は可能です。
地方はその半分くらいでしょう。
あん摩マッサージ指圧師で開業するには、どこで、どれくらいの期間、どのような経験を積めばいいですか?
鍼灸師と異なり病院や大学での勤務は昨今できない時代になりました。
どのような開業を求めていらっしゃるのでしょうか。
按摩マッサージ指圧師で開業と考えた時に、どんな仕事をしたいかを明確にする必要があります。
例えば、病的な疾患に基づいた仕事を考えていらっしゃるならば、それに長けた施術者や施術所、並びに病院で仕事して経験を積む必要があります。
開業するといろんな病的な疾患をお持ちの方が来店されます。
難治性のものやガンなども避けられません。
腰痛だと考えられていたのが、実は骨折やガン、子宮系統の疾患だったりもあります。
脳梗塞の方も普通にいらっしゃいます。
昨今流行のスポーツ系の人達を主に対象とされるならば、スポーツジムやスポーツ系に強い施術所などで経験するのがよいとおもいます。
その他に女性専門や施術場所指定(腰痛専門)などいろんな考えでされている施術者も時々見られます。
経験年数はその人の習得具合とお客様が希望される状況によります。
施術できる自信があれば後は開業されると良いと思います。
成功するのも失敗するのも自分次第です。
かならず臨床にでるといろんな事に悩みます。
なかなか思ったようにならないのが現実です。
あん摩マッサージ指圧師で開業するには具体的に、何に、いくらくらいお金が必要で、どんな準備や手続きが必要ですか?
按摩マッサージ指圧師で開業するにはどのくらいいるかという事ですが、単純に考えるとかなり安くでできます。
その前に必要な事があります。
まずは、国家試験である按摩マッサージ指圧師の試験を合格して免許を頂くことが第一です。
そのためには按摩マッサージ指圧師になるための専門学校や大学に入学して、3年間勉強して卒業、国家試験、合格ご按摩指圧マッサージ師になった上からが始まりとなります。
開業には、保健所への開業届けが必要です。
開業届けを税務署に届ける事も必要です。
個人事業者になりますので1年毎の確定申告が必要です。
開業しなくても、どこかの施設や病院、施術所やスポーツジムで社員として働くことも可能です。
この時は通常保健所への届出は必要ありません。
お金は、どのような開業をお考え化によります。
部屋を借りたら、リフォームから開業ならば、自分で壁紙を貼ったりしてなら500万円以下、業者を頼めば1000万くらい、ベッドやその他必要物品を購入する資金が100万円から200万円くらい、その他いろいろとお金が必要となってきます。
ただ上手にやれば、自宅である物を駆使して開業するならば、ほとんどお金はかかりません。
ちなみに、出張専門という届けを出すやり方もあります。
保健所への届けを出す時に選べます。
この場合、車や自転車でお客様のお宅に行って施術をするので、白衣をバックに入れて行くくらいなのであまり開業資金はいりません。
このようにいろいろな開業の仕方がありますので、ご自分で行いたい施術内容とそれに伴った施術所の必要性などを考えて動かれればイメージがつかめるのではないでしょうか。
最後に旅館に住み込みで仕事をするやり方もありますが、昨今はあまり聞かれなくなりました。
ホテルや旅館は施術者や施術所と契約をしている場合が増えていますが、やり方次第ではこのような方法もあります。
以上になりますが、ただ単に安定して年収500万円程度を稼ぎたいのであれば、こちらでも紹介しているように雇われでも十分可能です。
ただ独立開業するというのは治療家として夢がありますので、ぜひトライしてみてください。