鍼灸師のクルーズ船の就職方法、給料、英語力、求人の待遇【体験談】

鍼灸師のお仕事先で最も夢のある(ワクワクする)職場はどこでしょう?

これはズバリ、クルーズ船や豪華客船ではないでしょうか。

 

今回キュアワークスを通して、クルーズ船で働いたことのある鍼灸師の方にインタビューに答えていただくことが出来ました。

鍼灸師でクルーズ船や豪華客船で働いてみたい方の参考になれば幸いです。

 

※以下、インタビュー内容をそのまま掲載します。

クルーズ船を就職先(転職先)に選んだきっかけを教えてください

昔外国に住んでいたこともあり英語は話せるという特技を活かしたい、美容や健康の仕事につきたいと思った時にたまたまクルーズ船のエステサロンに鍼灸師募集と友人に聞き旅行も好きだったのでこれだ!と思い選びました。

世界中を仕事をしながら旅することが出来るからです。
最初の契約で33ヵ国を周りました。普通に旅行で行くと旅費は結構かかると思います。
これを給料を貰えながら、自分の目で世界をみる事ができるのですから、とても良いお仕事だと思います。

なぜ日本の鍼灸師は豪華客船やクルーズ船で働く人があまり多くないのだと思いますか?

まず、英語力と営業力が必要です。
バイタリティがあっても英語力がないと営業して物販の売り上げにつなぐ事もできないので、手取りの金額も低くなります。
あとはずっと旅をしている状態なので安定しない事が1番の理由かと思います。

一番は英語力だと思います。
しかしほとんどの豪華客船鍼灸師は完璧な英語で仕事をしているわけではありません。

 

日常会話レベル+医療英語があればクリアです。
また7ヶ月、船にいるのもネックなのかと感じます。

クルーズ船での鍼灸師の仕事内容を教えてください

クルーズ船に乗ってくるお客様に対して施術をします。
なので治療というよりリラクゼーション要素が強い仕事です。
特にこれをしてはいけないということはありませんでしたが、鍼に恐怖があるお客様には細い鍼を選ぶなど気遣いはしていました。

豪華客船に乗船されているゲストに鍼治療を行います。
私が乗っていた豪華客船はアメリカからのゲストが多かったですが、国籍は船や航路によって異なります。

 

鍼治療の内容は日本の治療院等で行われる治療内容とあまり変わりません。
鍼灸師としてしてはいけない業務は、お灸の使用です。
船内では火は使えません。

お仕事のやりがい・大変なこと

まず鍼灸師とは関係ないかもしれませんが、クルーズ船に乗って世界各国を旅できる事もよかったですし、その旅先で様々な国の方を施術するので沢山のお話を聞けて成長できたので、一つのところで勤務するのではなく日々新鮮でやりがいを感じることができました。

 

大変な事はあまり英語もわからない、日本語もわからない、という自分の話せる言葉以外の人もうまく対応していかなくてはいけないので、カウンセリングにはかなり気をつけて慎重に行っていました。

世界中のゲストに治療を行うこと、東洋医学の素晴らしさを世界に伝えることが出来る点だと思います。
ゲストの中には初めて鍼治療を受ける方も少なくないので、自分の治療で鍼が好きになるか、いつも真剣勝負です。

 

大変なことは、豪華客船でのお仕事はビジネスライクな所があるので、目標の売上を達成することを常に求められます。
よってビジネス力は必然と付きますが、ただ治療だけをしていきたいという方は難しいかもしれません。

就職した後の、職場での技術や知識の習得方法を教えてください

先輩が外国の方でしたので、日本と鍼灸師の学校で教わっているやり方などが違ったりしますが、お互い学び合う姿勢でしたのでスタッフ同士で練習したりしていました。

豪華客船には基本的に1人だけ鍼灸師が乗船しています。
つまり分からない疾患があった場合、他の鍼灸師がいないので、自力で調べ、自力で解決策を考えなければなりません。

※船によるみたいです。

鍼灸師のクルーズ船や豪華客船勤務の将来性・安定性をどう思いますか?

私は国内のどこかの鍼灸師として働くよりは、旅をしながら色々な方と触れ合い学んでいくこの働き方に満足しています。
ただ、家族を持ちたいとか一家の大角柱になりたいということになると家に帰ることが少ないので出稼ぎ状態になりますので、覚悟がいるかと思います。

はい、「海外で働きたい」「世界中を仕事しながら旅したい」「貯金したい」方にはとっても良い職場だと思います。
特に日本の鍼灸は豪華客船ではかなり好評です。
海外で日本人の鍼灸を受けるのはあまりないですから、ニーズはあると思います。

鍼灸師がクルーズ船で働くために必要な知識・経験は何ですか?ペーパーでは無理ですか?

できれば経験者の方が良いのと、とにかく英語が話せないとスタッフ間の意思の疎通も取れないので、日常英会話は必須です。

必要な経験としてはまずは臨床力だと思います。
先にも述べましたが、船では鍼灸師は1人なので、自分で治療をやり切る臨床力と知識は必要です。
あとは船での公用語は英語なので、英語の学習は必須です。

20代、30代、40代、50代、60代、それぞれの年代で未経験で働き始められる仕事先だと思いますか?それとも求人に年齢制限はありますか?

できれば若い時に始めた方がいいと思います。
休みの日は各国でアクティブに過ごすことができるので。
そして長期間働いて長期間休むというシステムなので家族がいる方はどの年代でも大変かなと感じます。

はい、7ヶ月船で生活できる体力と、臨床力と英語力があれば年齢はあまり関係ありません。(年齢制限もありません)

クルーズ船での鍼灸師の給料について教えてください。

給与や年収は、あまり年齢は関係ありません。
自分が働いていたクルーズ船では歩合でした。

 

営業して自分を売り込んでいきます。
自分は割と良い方で35万前後もらっていました。

豪華客船での給料は完全に歩合性なので、一概に額を言うことは難しいです。
稼ぐ人は月に100万円以上稼ぎますし、稼げない人は月8万円(最低保証)に終わることがあります。

クルーズ船勤務で年収アップする方法を教えてください

昇級というか歩合制でしたので、どんどんエステサロンに足を踏み入れた人に話しかけていました。

リピーターができるわけではないので営業力が必須です。

臨床力と英語力を上げ続けることではないでしょうか。
治療効果を出せないのなら話になりませんし、鍼の効果を英語でゲストに伝えることが出来ないならそもそもゲストは治療を受けませんので。

クルーズ船での勤務環境について教えてください

シフト制でした。
休みの日ご寄港日ならば港に降り立ち観光もできます。

 

福利厚生というかまず衣食住がただのようなものなので(船内に部屋がありますしご飯も毎食スタッフ専用ブッフェがありました)私はものすごく貯金ができました。

勤務時間は週52時間です。
残業はスパ(船で鍼灸師が働く場所)の状況によりますが、あまりありませんでした。

 

ノルマというかターゲットという売上目標額は、クルーズ毎にマネージャーから伝えられます。
船や人によりますが、休みはだいたい週2日か1日でしょうか。
半日休んで半日働く方パターンが多いです。

クルーズ船に出会いはありますか?結婚できますか?

出会いはありますよ。
外人スタッフも多いのでゲイの方もとても多いです。
結婚は様々でしたので一概には言えません

出会いはあります。
クルーズではクルー用のパーティーが定期的に開催されているためそこで出会う人が多いようです。

鍼灸師向けのクルーズ船の求人は多いと思いますか?

やはり国内の普通の鍼灸師の求人と比べると少ないと思います。ただ探せば意外とあるものです。

豪華客船の仕事の求人は一定程度ありますが、他の仕事先と比べると少ないと思います。

鍼灸師がクルーズ船に就職(転職)したい場合、履歴書の自己PR、志望動機には何を書けば良いですか?

まず1番大事なのは英語力なので、そこをアピールできるTOEICなど目で見てわかる実力は用意してあった方がいいのかなと思います。
あとは健康である事と知識も大事です。

 

私が1番自己PRしたのは、旅行やクルーズが大好きな事と、この船に乗ってくれたお客様の事を癒し素敵な船旅になるような手助けをしたい、というような事を言ったと思います。

 

おそらく雇用側が見てるのは社交力、英語力、あとはエステサロンスタッフということで外見なども見てるのでそこも気を付けたらいいかと思います。

これまでの鍼灸師としての経験や、セールスの経験をアピールした方が良いと思います。
セールスの経験とはアルバイトでもいいので、何か物を売った経験です。

 

これは船では物販販売を求められるからです。
自分のビジネス経験をリクルーターにうまく伝える必要があります。

 

また鍼灸師としての経験の中に、自分の得意な疾患や治療法も含まれます。
これを全て英語で説明し、相手にしっかり伝れるよう準備しておいた方がよいと思います。

面接での質問内容と回答を教えてください。

名前と今の職業やどのような学校を卒業しているのかと、まず基本的な事を聞かれます。

 

そして現在なんの資格を持っているのか
→鍼灸師、柔道整復師を持っていると答えました。

 

実務経験はあるのか
→5年ほど鍼灸師として働いていたと答えました。未経験よりは実務経験あった方がいいです。

 

あとはスパはチームワークが必要だがやっていけるのか、数字には厳しいが耐えられそうか?など聞かれました。
想定の範囲内だったので全て自信をもってできると答えました。

なぜ豪華客船で鍼灸師として働きたいか。
物を売った経験があるか、セールスの経験。

 

スパで働くので、同僚とうまく働くことが出来るか、チームワーカーであるか。
鍼灸師としてどのような治療が得意か。

 

また鍼灸師としての経験。
具体的な疾患がリクルーターから出され、あなたならどの経穴を使うか。
それを英語で言わなければなりません。(たとえば三陰交ならSP6)

 

7ヶ月、船に乗ってハードな仕事をしなければならないが、体力に自信があるか。
また日本を離れることに抵抗はないか。

面接の逆質問では何を聞けば良いですか?

※逆質問とは、面接の最後に担当者側から「何か聞きたいことはありますか」と逆に聞かれることです。

私は下調べしてから臨んだので今さら質問等はなかったのですが、周りはシフトの組み方だったりどのように休暇をとるか聞いてました。
わからないことはなんでも聞いていいと思います。

今現在、豪華客船の鍼灸師としてのポジションの空きでしょうか。
もちろん求人をしている時点で空きはあるのでしょうが、それがどのタイミングなのか聞いた方が良いかと思います。

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