鍼灸師の整骨院での仕事内容・給料・平均的な求人・転職就職対策

いつも当メディアをご覧いただきありがとうございます。

今回は鍼灸師で整骨院(接骨院)への就職・転職を考えている方に向けて、

  • どんな理由で接骨院で働く鍼灸師が多いか
  • 鍼灸師の整骨院での仕事内容・やりがい・大変なこと
  • 就職した後の、職場での技術や知識の習得方法
  • 鍼灸師にとっての整骨院の将来性・安定性
  • 鍼灸師が接骨院で働くために必要な知識や経験
  • 未経験で接骨院で働く場合、年齢制限はあるかどうか
  • 初任給、20代、30代、40代、50代、60代それぞれの年齢別の平均的な給料
  • 鍼灸師が整骨院で年収アップする方法
  • 整骨院の勤務時間、残業の有無、ノルマの有無、週何日休めるか、有給休暇は取れるか、福利厚生・手当て・保険
  • 接骨院で出会いはあるか
  • 他の鍼灸師の就職先と比べて、整骨院の求人は多いか
  • 鍼灸師が整骨院で働きたい場合、履歴書の自己PRや志望動機に何を書けば良いか
  • 面接ではどのようなことを聞かれ、どう答えると良いか
  • 面接で逆質問は何を聞けばいいか

についてご紹介します。

 

現役の整骨院で働いたことがある鍼灸師さんのインタビューを参考に作成していますので、いま整骨院への就職・転職を考えている方の参考になれば幸いです。

どんな理由で整骨院へ就職する鍼灸師が多い?

鍼灸師の就職先でも特に多いのは鍼灸院と整骨院なので、鍼灸院になりたい=整骨院で働きたいと考える方が多いです。

 

他にも整骨院業界で働きたいというよりは、たまたまそこの接骨院が気に入って就職・転職を決める方もいます。

例えば

  • 駅が近く、患者さんの来院も多かった
  • 実際に施術をしていただいたときの施術内容や院の明るい雰囲気、スタッフの対応が良かった
  • 予約時間に自由な治療法で鍼灸治療していいという鍼灸整骨院だったため

等です。

 

また将来自分で開業することを考えて、鍼灸接骨院でお仕事をすることを決める方も多いです。

鍼灸師の整骨院でのお仕事内容

鍼灸を希望する患者さんに対して、鍼治療や旧治療を行います。

鍼でも美容鍼など顔にする鍼や、体内に入れない鍼なども行います。

 

保険治療時間は、1部位(頸、肩、背部、腰部など)それぞれ1部位500円で5分程度の刺鍼をしていました。
患者様によっては、2部位、3部位をさせていただくこともあります。その後、15分の手技をさせていただくというながれです。
耳鍼でダイエットというコースも保険時間内にあり、500円でした。

円皮鍼も一箇所50円で必要な方にはさせていただきました。
整骨院ですので、干渉波のつけはずしもしていました。

 

他にも接客、電話の対応、掃除、などの仕事、(パソコンが得意な方は)チラシや院内のポップの制作、さらにはウェブでのブログやホームページの制作などを担当することもあります。

鍼灸師が整骨院ではしてはいけない業務

鍼灸師として接骨院でしてはいけない業務ですが、鍼灸師は治療としてマッサージは行ってはいけません(多くの接骨院で無免許のマッサージが横行しているのは事実ですが)。

また骨折・脱臼の患者さんに対しての整復、柔整の保険請求の傷病原因の記載なども行ってはいけません。

整骨院は鍼灸師以外にも専門のスタッフがいますから、鍼灸以外の専門性が必要な仕事には手をつけてはいけません。

鍼灸師の整骨院でのお仕事のやりがい

整骨院でのお仕事のやりがいとしては、

  • 実際に身体が良くなって喜んでもらったり、悩みを聞いて元気になってもらったりと、人の役に立っていると実感できる
  • いろんな訴えの多い患者さんから、たくさんの経験をさせていただけるので、知識や技術面で成長を感じる
  • 鍼灸院でできる人とのつながり
  • なかなか良い結果が出せずに悩むことも多いが、その分、努力や勉強が報われることも多い

等があります。

接骨院のお仕事で大変なこと

逆に整骨院のお仕事で大変なことは(整骨院次第ですが)

  • 拘束時間は普通であるものの、昼休憩が長いので、夜遅くまで拘束されることがある
  • 午前中の患者様が多くて予約時間におしてしまった場合、昼食をとることができないことがある
  • 接骨院によっては休みは日曜と祝日だけで、さらには日曜も研修に呼び出されることがある
  • 鍼の刺し加減を間違えると逆にお体を悪くしてしまうことがあるので、絶え間ない自己研鑽と勉強が必要

等を挙げる方が多いです。

就職した後の、職場でのスキルアップや知識の習得方法

先輩のお仕事を見て学ぶのはもちろんですが、1番は患者さんと対面して問診し施術することだと思います。

そして、そこからうまくいかないことを調べたりして、実際に何かやってみる。

うまくいかなければまた調べてやってみる。

この繰り返しが1番の習得方法だと思います。

 

他にも定期的に専門の講師をお呼びして研修を行い、そこで技術を高める機会もありますし、診療時間の空き時間にスタッフ同士で練習することもあります。

また休日は書籍などを買って、自分で勉強される方も多いです。

鍼灸師の整骨院勤めの将来性と安定性

詳しいお給料などは後でご紹介しますが、個人院の場合は拘束時間が長く給料も高くないところも多いため、雇用されながら小さなところでやっていくのは将来性や安定性が不安と答える方は多いです。

また今までのように保険が使える安いマッサージ的な経営ではなりたたなくなる可能性があるので、実費で独自の施術ができる整骨院に勤めれば、乱立や飽和という意味ではまだ問題ないと思います。

 

子育てをされる予定の女性は、職場に育休制度や産休制度があるかを事前に調べてから就職・転職したほうが良いです。

業界的に、育休・産休制度がない鍼灸接骨院も結構多いですから。

鍼灸師が整骨院に就職・転職するために必要な経験・知識

特に鍼灸師としての特別な経験は必要なく、いわゆるペーパー鍼灸師でも就職できます。

鍼灸師の資格をお持ちなら最低限の知識はありますので、あとは働きながら覚えていけます。

鍼灸師が整骨院で働くのに年齢制限はある?

基本的には結果主義ですので、40代~50代の未経験鍼灸師でも就職できないという事はありません。

ただ体力の問題がありますので、20代や30代の方が就職・転職しやすいのは間違いありません。

鍼灸師の整骨院勤務の月収の目安

こちらは整骨院によって大きく違いますが、目安としては

  • 初任給&20代:額面月給20万円程度(手取り17万円)
  • 30代、40代、50代、60代:額面月収25万円程度(手取り21万円)

が一つの目安になります。

 

整骨院では基本的には年齢、もしくは在籍年数があがると給与があがったりはしません。

ただグループ院などでは昇級試験を導入していたり、予約を頑張ればその半分ほどをいただけるところもあります。

物凄く精力的に働いて、月の手取りで28万円稼いでいる鍼灸師の方もいました。

 

一方で小さな整骨院ですと、初任給が10万円前半から始まるところもありますし、グループ院では最高で月給40万円くらいまで届くところもあり、かなり整骨院によって待遇が大きく違うのが特徴的です。

ただしいずれにせよ、ボーナスが出る接骨院さんは少ないのは覚えておきましぃう。

鍼灸師が接骨院で年収アップする方法

鍼灸師が整骨院で年収を上げる方法としては、「鍼灸治療を保険診療ではなく自由診療として行い、とにかくたくさんの予約を取り患者さんに来ていただく」というのが基本的な戦略になります。

もちろんマッサージ師や柔道整復師の免許も取ったり、開業して自分の治療院を持つという方法もあります。

整骨院の勤務時間、残業の有無、ノルマの有無、週何日休めるか、有給休暇は取れるか、福利厚生・手当て・保険

こちらは勤めている接骨院によって差が大きいので、整骨院に勤めていた鍼灸師さんの職場の一例をご紹介します。

Aさん

勤務時間は8〜9時間が多いです。
残業はレセプトなどがある時期には残業してやるとこができます。

週休2日制です。
有給は年間を通してきちんと取れます。

社会保険もありますし、交通費、資格手当などもついています。

Bさん

勤務時間 8:30~12:00 16:00~20:00 (合間が予約時間)
残業代はでませんが、残業あります。22時に院をでることはしょっちゅうあります。

ノルマはありません。
休みは土曜の午後・日曜・祝日(土曜午後は予約時間あります。)

有給はありますが、スタッフがかぎられるので、まとまってとることはできません。
雇用保険、社会保険等、一般的な保険はあります。福利厚生はありません。

Cさん

勤務時間は9時から17時。
残業は原則ありませんが治療に時間がかかってしまい、ついつい遅くなることはよくあります。

ノルマは決められていませんが、指名があまりに少ないと居心地が悪くなります。
週休二日まで取れますが、自分は休みを望んでいなかったのでほとんど毎日出勤してました。

個人経営の接骨院に修行のような感じで働いていたので、有給休暇や福利厚生、保険などはありませんでした。

整骨院に出会いはある?

出会いは沢山あるとは言えないものの、ある事にはあります。

20~30代で結婚される方が多いですね。

スタッフ同士のご結婚はもちろん、患者さんと結婚される方もいます。

鍼灸師向けの整骨院の求人は、他の就職先と比較して多い?

求人は多いです。

むしろ鍼灸院より多い傾向にあります。

鍼灸師が整骨院で働きたい場合、履歴書の自己PRと志望動機には何を書けば採用されるか

自己PRとしては、まずは自信を持って書くことが大切です。

患者さんを前にして自信なさそうな表情や行動だと安心して体を預けられないだろうし、「自分が治します!」という気持ちが表れている文章が意外と見られています。

また自分の都合だけを言うのではなく、いかに職場の役に立てるのか、いかに顧客を満足させられるのかを相手に伝えることが必要です。

 

その上で、

  • やる気、向上心があること
  • 協調性があること
  • 自分の得意なこと
  • 自分はなぜ鍼灸師の資格を取ろうと思ったのか
  • この仕事でどういうことを実現したいのか

を書きましょう。

 

自分のお店を将来的に持ちたい場合は、正直に「技術を積んでいつかは自分のお店を持ちたい」と書くと、積極性とやる気をアピールできます。

また、この仕事は体力が必要なので、スポーツの経験があるということを書いておくと尚良いですよ。

鍼灸学校時代の成績が良ければ、それをアピールするのも良いと思います。

整骨院の面接でありがちな質問と回答方法

鍼灸師が接骨院で受けがちな質問としては

  • 休みは少ないが大丈夫か
  • この仕事は患者さんとのコミュニケーションが大切なので、人とのコミュニケーションには自信があるか
  • これまでの経歴と、そこで学んだもの、吸収して自分ができること
  • 将来どうしていきたいか
  • なぜ、この職場を選んだか

等があります。

 

面接の受け答えについては、思っている事を正直に話すと良いです。

開業したいとか、こんな治療がしたいとか、治療だければなくこういう風に予防していきたいとか、自分が思っている描いている像を自分なりに伝えれてください。

鍼灸は今、色々な分野、色々な治療法がありますからね。

 

また表情や姿勢なども見て、人の治療をしたり人に指導をしたりすることがふさわしい人間がどうか見ていることもあるので、

  • 大きな声でハキハキと喋る
  • 接客業など、人とのコミュニケーション能力をアピールできるならその経験を話す

という事も大事です。

他にもやる気があることを、向上心があることも伝えましょう。

「将来自立して開業する意思はあるのか」という質問に正直に答えていいのか

開業すると答えると、将来の商売敵になると思われそうです。

一方で自立しないと答えると上昇志向のない人間と思われそうで、なかなか答えの難しい質問ですよね。

 

色々な鍼灸師の方にインタビューしましたが、将来的に開業する予定の方が、その通り面接で正直に答えても問題なく合格するケースばかりでした。

ただしその接骨院のある地域ではない、実家のあるそこからは離れた地域で開業するつもりだということを何気に付け加えておいた方もいました。

面接の逆質問では何を聞けばいい?

逆質問とは、面接の最後に面接官の方から「最後に何か質問はありますか」と聞かれるものです。

一般企業だとこの逆質問も見られていると言われていて、ひねった質問をしたほうが効果があると言われています。

 

ただ整骨院の場合は、単純に面接で聞きたいことを全て聞けたかの確認なので、素直に聞きそびれたことを聞きましょう。

例えば

  • この仕事についた人は、平均でどのくらいの期間を働いているのか(離職率)
  • 鍼灸院の特徴
  • 普段来られている患者さんの年齢層
  • 治療以外でもやっていること
  • 給料や賞与、ボーナス、休み、福利厚生などの条件面
  • 女性なら育児休暇があるか

などなど、素直に気になったことを聞いてください。

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