鍼灸師は、なぜやめとけと言われる?社会人1年目にベテランからアドバイス!

鍼灸師になると、資格取得後に仕事がうまくいかず、次のように大きな後悔を抱えてしまうこともあるようです。

「鍼灸師にならなければよかった…」

「鍼灸師なんてやめとけばよかった…」

鍼灸師は、なぜやめとけといわれるのでしょうか?

この記事では、社会人1年目の鍼灸師に対して、後悔しないためのアドバイスをベテラン鍼灸師から送ります。鍼灸師として成功したい場合は、ぜひ参考にしてください。

目次

鍼灸師はやめとけと言われる理由

鍼灸師はやめとけと言われる理由は次のとおりです。

  • スキルによる収入の幅が大きい
  • 資格取得にお金と時間がかかる
  • 鍼や灸の施術ができない
  • 鍼灸を怪しいと思う人もいる

それぞれについて解説します。

スキルによる収入の幅が大きい

鍼灸師はスキルや経験による収入の幅が大きい職業です。修業期間はスキルや経験がないため、少ない給与しかもらえないことがあります。

修行中の業務内容は、事務作業や施術のサポートです。なかなか経験が積めないうえに、給与も低いため、途中で挫折する鍼灸師もいるようです。

とはいえ修業期間に施術をできなかったり、給与が極端に低かったりするのは昔の話です。現在は、グループの鍼灸整骨院や規模の大きな鍼灸院に就職をすれば、すぐに施術を任されたり、そこそこの給与をもらえたりします。

美容鍼と呼ばれる新しい分野もあり、その分野は施術単価も高いので、比較的早く収入を伸ばす鍼灸師も見られるようになりました。

資格取得にお金と時間がかかる

鍼灸師を取得するためには、お金と時間がかかります。鍼灸師の専門学校に通った場合、資格取得のために約500万円の費用がかかり、3年間通学する必要があります。

資格取得までにお金と時間の障壁があるのは、1つのデメリットと感じられます。しかし資格取得までの障壁が高いということは、他の人が参入しにくく、希少価値があるということです。

希少価値があるため、資格取得後にスキルを磨くと、多くの人に必要とされる人材になれます。

鍼や灸の施術ができない

鍼灸師の資格取得後に鍼や灸の施術ができないのは、よく聞かれる悩みです。個人経営の多い鍼灸業界ではスタッフの募集が少ないために、なかなか鍼や灸ができる仕事が見つからないのかもしれません。

しかし最近では、スタッフを複数人雇うような規模の大きな鍼灸院が見られるようになりました。まだまだ数は少ないのですが、今後は少しずつ規模の大きな鍼灸院ができて、鍼灸師の求人も増えるのではないでしょうか。

鍼灸を怪しいと思う人もいる

鍼灸を怪しいと思う人は、一定数います。鍼灸が怪しいと思われる理由は、経絡や気といった目には見えないエネルギーが治療理論の中心になっているからではないでしょうか。

また現代医学で重視されるエビデンスを示しにくいのも怪しいと思われる一因と考えられます。

とはいえ現在では、鍼灸のエビデンスを示すような研究報告がなされていたり、鍼灸を支持する医師が増えていたりするため、今後は世間の印象も変化する可能性があります。

鍼灸師になるメリット

鍼灸師になるメリットは次のとおりです。

  • 将来性がある
  • 特殊スキルで参入障壁が高い
  • 世界で認められたスキルで仕事ができる
  • 美容業界でも活躍できる
  • 収入を伸ばせる

それぞれについて解説します。

将来性がある

活動範囲は拡大しているため、鍼灸師は将来性のある職業です。たとえば、平成31年1月1日から鍼灸師にも受領委任制度が導入されました。受領委任について厚生労働省のサイトには次のように記されています。

受領委任とは、施術者が、医療保険(療養費)で定める施術を行い、患者等から一部負担金を受け取り、患者等に代わって療養費支給申請書を作成・保険者等へ提出し、患者等から受領の委任を受けた施術者等が療養費を受け取る取扱いです。

引用元:はり、きゅう及びあん摩マッサージ指圧の施術所を開設する皆様、はり師、きゅう師及びあん摩マッサージ指圧師の皆様へ(重要なお知らせ)|厚生労働省

保険を適用した施術が従来よりも容易になったため、鍼灸施術を受ける人が増加すると考えられます。今後はますます鍼灸の需要拡大が予想され、将来性があるといえます。

特殊スキルで参入障壁が高い

鍼灸師の施術は鍼灸師もしくは医師にしかできない特殊なスキルです。さらに他の医療職とは異なり、医師の指示がなくても施術を行える点が特徴です。

だれにでもできる施術ではないため、参入障壁が高くビジネスでは優位といます。参入障壁が高いということは、競合が増えづらいということです。競合が増えずらい状況で、ニーズが高まれば収入も伸ばしやすくなります。

世界で認められたスキルで仕事ができる

鍼灸の効果は世界保健機関(WHO)で認められています。現在、下記の部類に該当する疾患に対して有効とされています。

  • 神経系
  • 運動器系
  • 消化器系
  • 循環器系
  • 内分泌系
  • 呼吸器系
  • 泌尿器系
  • 感覚器系
  • 婦人科系
  • 小児科系 など

さまざまな疾患や症状を緩和させることがWHOで認められているのです。鍼灸師になると、世界で認められたスキルを駆使して仕事をすることになります。

美容業界でも活躍できる

現在、美容鍼と呼ばれる分野が人気です。そのため美容業界で活躍鍼灸師も増えていて、学校によっては美容鍼灸科が設置されている場合もあります。

美容鍼をするには、皮膚や美容に関する知識も必要です。鍼灸院のなかには、美容サロンの施術と美容鍼を組み合わせた施術サービスを提供しているところもあります。

収入を伸ばせる

鍼灸師になると収入を大きく伸ばせる可能性があります。自分で開業すると、施術単価を自由に設定できるため、スキル次第では高単価に設定することも可能なのです。

鍼灸院のなかには、施術単価1万円以上に設定しているにもかかわらず、多くの患者さんが来院するところも存在します。また独立をしない場合も、鍼灸整骨院で鍼灸師を統括する立場になれば日本の平均年収以上の収入も期待できます。

社会人1年目の鍼灸師が抱える悩みとベテラン鍼灸師の回答

ここまで説明したとおり、鍼灸師になるのはやめとけといわれる理由がある反面、メリットもあります。鍼灸師が仕事をやめずにメリットを実感するには、まずはブラックな職場を避けることが大切です。

ブラックな職場に就職してしまうと、途中で挫折したり、スキルが身につかなかったりします。ここでは、社会人1年目の鍼灸師が抱える悩みを紹介して、それに対するベテラン鍼灸師の回答を示すので、ぜひ参考にしてください。

鍼灸師で社会人1年目、個人の鍼灸整骨院に勤めている方の悩み

私が不満な点は
・休日は日曜祝日だったのに、日曜も診療。シフト制に9月から変わりましたが、シフトが出るのは基本的に前月末。それも最後の日にち、月初めがほぼ。
トレーナー活動との兼ね合いの為、14連勤勤務もあり。トレーナー手当は出ず、ただ働き。交通費も出ません。ちなみにトレーナー行っているチームからはしっかりお金は貰っています。
・8時半までに出勤だったのが今月から8時出勤に変更。
・低給料。昇給なし。4年目の鍼灸師と1年目の私の給料が同じ。
・給料低くて人数もいなく休みが与えられていないのに、新店舗を今月オープン。
・施術金額の変更。これは働いている私達からするとただの金儲けに走っている気がします。
・数ヶ月前に言われたことを守って業務していると、なんでそんな事やってるの?とキレられる。これは非常に多いです。
・何か気に食わないことがあると、物に当たり怒鳴ります。
・向いてないから辞めた方がいい。成長しない。できない。と否定的。
・ミスは全て部下のせい。
・私は直接被害受けてませんが、社員1人給料未払い。
・4年目の鍼灸師の解雇。

これらの理由で辞めるのは甘いでしょうか。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14155649614

当サイトから、ベテラン鍼灸師さんの回答

※各回答は、見出しをクリックしていただくと読めるようになっています。

より良い職場はいくらでもある!今すぐ退職を。

こういう院は少なからずあります。
以前似たような院に勤めたことがありますが、何を言っても無駄でした。

思い付きで急に系列院をオープンさせ、相談もなく系列院に異動。
そのうえ系列院のオープン資金の為に給料が払えないからと給料がいきなり大幅に下げられたり、やっぱり無理だったー、と系列院にいたスタッフ全員を閉院3日前に閉院して解雇しますと通告。

スタッフみんな経営心配していましたが、さすがに3日前通知は寝耳に水だったので全員で労働基準局へ走りました。

まとめると何を言っても無駄なので、労働基準局へ相談し、退職しましょう。
若い鍼灸師さんはよっぽど田舎でなければ雇用需要たくさんあります!

精神すり減らしてこの職業を嫌いになるより、より良い職場で伸び伸び成長して欲しいです。

法的な手段で訴えることもできる状態だと思います。

当初の規定が、交通費なし、日曜診療あり、さらに出勤時間の延長がある可能性があるという契約ならば仕方ないのかもしれませんが、そうでないのに交通費が支給されず、労働時間が長いのであれば問題だと思います。

普通の職場なら一日何時間勤務というのは決められていて、時間外労働に関しても残業代がでるかどうか決められているはずです。
14勤ということは有給休暇もとれていないのではないのでしょうか。

それは、法律に違反すると思います。

キレられる。怒鳴る。それは、職場の方の人格がおかしいのではないでしょうか。
ミスは全て部下のせいというのもおかしいです。普通は、逆で、上司が部下のミスをかばったり、部下がミスするのは自分のせいになるはずです。

給料未払いはありえないことです。
法的な手段で訴えることもできる状態ではないでしょうか。

面接や求人情報と内容が違うのは明らかに違法

休日は日曜祝日だったのに、日曜も診療。シフト制云々、就業開始時間が早まった⇒面接や求人情報と内容が違うのは明らかに違法。
シフトもアルバイトなら2週間前には出ているのが大体普通なのでこれは遅すぎる。
時間外やその他の手当てが出ないのも今の時代簡単に叩かれる対象となるのに、出ないのはかなりブラック。

ものに当たり怒鳴る⇒昔は殴ったり軍隊的な教育をする人もいたでしょうが今の時代はこれじゃあ…

ミスはすべて部下のせい⇒責任を取るのが院長やオーナーです。
まず何らかのミスがあったら大先生や院長、社長等の責任者や本社の人間が出てきて頭を下げます。

社員給料未払い⇒これもタイムカードがあるので逆に言い逃れができない。
労基に駆け込まれたら院自体がおしまいになるので普通はこんな手は使わない。

次は個人経営でないところに勤めましょう

辞めた方かいいと思います。
休日診療はやはり事前に話し合いや通知は必要です。

シフト制になったのも、生活スタイルが変わってしまいますので事前に相談あってしかりだと思います。
そしてシフト出るの遅すぎます。

14日連勤は労働基準でアウトだと思います。
嫌いなひとにはお給料払わないのも個人経営のところであります。

特に個人経営者の方だと雇用条件通知書をだしていないことがあります。
次に勤めるところでは勤務初日にもらったほうがいいです。

鍼灸師専科の学校を卒業し、4月から一年目の鍼灸師の方の悩み

先月から鍼灸接骨院
(求人誌には鍼灸と書いてあったが、実際には鍼灸はやらず、柔整の人達によるマッサージや電療全般)で働いています。

私は鍼灸しか持ってませんが、基本の事は理解してるので、もう少ししたら施術者(マッサージ)としてはいってもらうと言われています。

現在、電療のスイッチ係や雑用などがメインなのですが、正直仕事が嫌です。

デメリットとしては

・柔整特有の保険請求を(レセプト)を書かされたり

・機械とマッサージを時間で厳しく区切り、(徹底した流れ作業)を覚えさせられる

・鍼灸が使えない(技術が伸びない)

・休みが週1(勉強の時間がない)

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1240767217

当サイトから、ベテラン鍼灸師さんの回答

※各回答は、見出しをクリックしていただくと読めるようになっています。

鍼灸師として時間がもったいないので、転職を考えてみて

柔整特有の保険請求を(レセプト)を書くことは鍼灸師としての仕事ではありませんので、鍼灸師がすることはおかしいです。
マッサージをすることは、あはき法にひっかかりますので、鍼灸マッサージ師さんでなければ、マッサージをするという行為自体が違法なのでおかしいです。

鍼灸師という求人にもかかわらず、鍼灸をつかわせてもらえないというのは致命的です。
求人の内容と違うのであれば、それは詐欺行為ですね。

お休みが週一回というのは、入社する前から決められていたものでしょうか。
そうでなければ、問題ですし、有給休暇を取れない状態であれば問題です。

スタッフの成長より目先の金儲け優先の印象

鍼灸整骨院でもさすがに鍼灸はさせてくれます。
多分手技を覚えさせて柔整の保険で数をこなして儲けようと考えているのでしょう。

最初に雑用が多いのはどこの業界も同じなのですが、普通にスタッフの成長を願うのなら鍼もある程度信頼できるレベルならば打たせて経験を積ませます。
もちろん身体の各部の筋肉や骨、神経等の構造が分からないと鍼も打てないので、ますは手技で数をこなして育てようという考えは分かりますが、いつまでも鍼は打たせないというのは普通あり得ません。

柔道整復師のレセプト詐欺の可能性もある

柔整特有の保険請求を(レセプト)を鍼灸師が書いてもいいものなのか分かりません。
柔道整復師のレセプト詐欺はよくニュースにもなるので、私なら自分の身を大切にして書きません。

鍼灸が使えない(技術が伸びない)
何のために鍼灸師を雇ったのか、鍼灸師としても鍼灸できると思って入社したのに鍼刺せないのは本当に辛いと思います。

マッサージをするという記載がありますが、あん摩の資格もお持ちなのでしょうか。
柔道整復師、鍼灸師がマッサージしてはいけないですし、これからマッサージについてはどんどん厳しくなると思います。

向上意欲が高い人にはもったいない職場

私は鍼灸しか持ってませんが、基本の事は理解してるので、もう少ししたら施術者(マッサージ)としてはいってもらうと言われています。
→柔整免許保有者がいれば助手として施術に入れるので、このパターンは多いですよ。グレーっちゃグレーですが。

・柔整特有の保険請求を(レセプト)を書かされたり
→レセプト覚えるのはデメリットですか?形式は違っても鍼灸でも保険請求することもありますし、労災や自賠責は似たようなものだったと記憶してます。

私も鍼灸しか持ってませんが、この業界から離れるまではやってましたよ、柔整レセ。
ほとんどパソコンがやってくれるから、私は柔整レセするの苦に感じませんでした。鍼灸との違いも見れて勉強にもなったかな、と。

・機械とマッサージを時間で厳しく区切り、(徹底した流れ作業)を覚えさせられる
→偏見かもしれませんが、柔整はまず保険請求なので患者数優先です。流れ作業になるのは仕方がないかと。

・鍼灸が使えない(技術が伸びない)
→全く出番がないのでしょうか?向上意欲があってそれであればちょっと可愛そうかなとも思いますが、外部セミナー等に参加させてもらえるよう、院に掛け合ってみるのもひとつの手かなと思います。

・休みが週1(勉強の時間がない)
→雇用契約でそうなっているなら仕方ないですが、そうでないなら労働基準局に一度相談してみてはいかがでしょうか。

資格を取って1年目、整骨院で働く鍼灸師の悩み

私の周りは院長を含め柔道整復師ばかりで鍼灸の資格を持ってる人はいません。
それは見学の時にはわかっていたのですがやはり整骨院なので回転率などを
気にする必要があり、なかなか東洋医学的な問診や治療をすることができません。

院長にはやりたいことをやればいいと言われ、好きにいろいろ出来ると最初は印象も良かったのですが、いざ入ってみると院長自体も手一杯な部分がありなかなか私のやりたいことをやらせてもらえません。

また整骨院に来る人、全員が鍼灸をするわけではないので手技や他の矯正も習ったのでやっているのですが、なかなか鍼灸師としての勉強や技術を磨ける時間が取れずとても疲れています。

鍼灸師さんが増えてくれると悩みなども共有できるのでもう少し楽になるのですがその気配もなく…なかなか鍼灸というものを他のスタッフの人や院長に分かってもらえず、つらいです。

他に鍼灸師さんがいるところを選べば良かったととても後悔してます。

私の考えは甘えすぎでしょうか?

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11172861116

当サイトから、ベテラン鍼灸師さんの回答

※各回答は、見出しをクリックしていただくと読めるようになっています。

鍼灸師としてその職場で働く意味がないのでは?

院長さんはなぜ鍼灸師さんを雇われたのでしょうか。
鍼灸師を雇うということは、鍼灸をしてもらうために雇ったと思うのですが、その資格を活かしきれないのであれば、その職場に鍼灸師がいる必要はないと思います。

柔道整復師さんだけで回せる職場なのであれば、全く鍼灸師がいるメリットがないし、鍼灸師の働き場所ではありません。
全員ではなくて、数人でも鍼灸をする人がいるのであれば、少しはメリットもあると思いますが。

やりたいことをやっていいといわれながら、やらせてもらえないというのは、おかしいと思います。
鍼灸師は鍼灸を生業にする仕事なので、その職場にいてそれができないのあれば、意味がありませんね。

お店の名前のためだけに、あなたを雇用した可能性あり

院長を含め柔道整復師ばかり、鍼灸師の立場が本当にないんだなと感じました。
そもそも整骨院さんで東洋医学的な治療や質問は難しいのかなと思います。

柔道整復師の先生に嫌がられるのではないでしょうか。
鍼灸というものを分かってもらえず、とありますが本当にそうですよね。

きっとお店の名前を鍼灸整骨院にしたいがために鍼灸師をとりあえず雇用しようっていう感じがする。
たまらなく辛いと思う。

せめて院長が柔道整復師と鍼灸師のダブルライセンスもちなら少し話せるのかなと思います

鍼灸のチャンスを自分で広げるしかない

やりたいこととやらされることのギャップがあるのはとても理解出来ますが、1年目で好きに出来る人なんて、そうそういないのではないかとおもいます。

好きにやっていいよと院長自ら言ってくれているのですから、まずは院の流れを見て、自分がどこに介入していけるか、どんな症状の人なら鍼灸利用へ持っていきやすいかを考えてみてもいいかもしれません。

職場の人間関係が比較的良好なのであれば、もう少し様子を見てもいいんじゃないかな、と。

新人スタッフに鍼灸の仕事を任せてくれる職場に転職を

1年目とありますが質問の時期が4月となっているので卒後1年経った2年目と仮定して回答すると、鍼灸整骨院であっても鍼灸を全くさせてくれないというのはやはりおかしいと思います。
特に意欲にあふれてる新卒者に積極的に触らせて覚えてもらうのが普通ですので、矯正等を覚えさせるヒマがあったら鍼灸の技術の習得に少しでも時間を割かせる方が院にとってもプラスになるからです。

おそらく数をこなすための人員・使い捨て要員としか考えていないのでしょう。
やりたいことをやればいいと許可しているのなら、ある程度治療の権限を新人スタッフに任せる院もあるので、それこそ何もさせてくれない状態にはならないはずです。

「研修より実践」という方針に困っている、新卒1年目の鍼灸師

私が在籍している会社では鍼灸整骨院を3店舗管理しており、各店舗スタッフの9割は別の整骨院・整形外科・トレーナー活動をして、治療実績が十分にある中途採用の社員と一部の店舗に新卒入社した子が3人、在籍している状況です。(新卒採用は4年振りだと聞きました)

レベルの高い施術を間近に見れる、先輩スタッフにレクチャーしてもらって自分の技術を他の会社よりも大いに向上することが出来ることをウリにしているようなのですが、その分新卒に求めるスキルが高いこともあり、他新卒の2人は転職すると決めており、私自身どうしても「転職」のワードが頭をよぎってしまいます。

求めるスキルが高いとのことですが、具体的に申し上げると
・入社してすぐ(入社した翌日〜)現場に立たされる。研修よりも実践。まずは先輩の治療を観察することから始まる。
・ベッド誘導を適切なタイミングで行う。患者様を待たせず且つ、担当スタッフがすぐ手が空くのかどうかを確認し自分で流れを確認し、いま案内するべきかどうかを判断して行う。(入社して1週間〜10日前後から)
・1〜2ヶ月後には既存の患者さんに入って施術を行う。そのために先輩スタッフが次の予約入っていないか確認して練習に付き合ってもらうなど主体的に行動する必要がある。
・3ヶ月後には新患さん対応をする。
などといった具合です。

入社後〜1年ぐらいまでは転職時期が早すぎることと、辛いからという理由で転職を続けるとクセになってその後の人生がもっと不透明になるととあるサイトで知りましたので
「まだ辞めないほうがいい。2年目を過ぎるまでとりあえず頑張ろう」
と思う反面
求められるものが高すぎるのと、社長からの強いプレッシャーに押しつぶされそうな点と
院内に鍼灸師が私しかおらず、鍼灸師の先輩からのレクチャーというのも頂けない状況で
「鍼灸師として成長できる環境なのか」が気になり2年目あたりから転職を視野に入れるべきか悩んでいます。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13210589048

当サイトから、ベテラン鍼灸師さんの回答

※各回答は、見出しをクリックしていただくと読めるようになっています。

「研修より実践」に違和感

研修よりも実践とありますが普通は研修と実践と平行が基本路線かと思います。
こちらの院のようにある程度手を広げてやっているような規模の所だと患者さんからの評判等も重要度が高いのでロクに研修もせずに現場に立たせるより、基本的なことを教えながら受付や空いた時間に練習、患者案内、電話対応等の雑務を平行させてやっているのが普通かと思います。

鍼灸整骨院なのに院内に鍼灸師一人しかいない⇒これもおかしな話です。
通常はトレーナー等の外部活動もあるので何とも言えませんが、常勤でなくとも一人は置いておくはずです。

いざというときの鍼灸の患者さんにも対応できません。

いきなり実践して患者が満足するわけない

入社してすぐ(入社した翌日〜)現場に立たされる。
これはおかしいです。

右も左もわからないのにいきなり実践してなにが患者さんに与えられるのか疑問です。
施術側も不安でしょうがないと思います。

ベッド誘導を適切なタイミングで行う。
経験がものをいうものだと思います。

それを入社して7ー10日後で完璧にできるわけない。
院内に先輩鍼灸師がいないなか相談も指導も受けられないのな不安や転職を考えるのは当たり前だと思います。

技術を学びたい相手がいないのは、大きなデメリット

質問者さんの場合、技術を学びたい相手がいないようなので、他の求人考えてもいいと思います。
院のメリットが先輩からのフィードバックによる技術向上なのに、学びたい先輩がいないのは致命的です。

ただ専門卒であれば院でアルバイトしている人が多いので、新卒でも即戦力とみなされることが多いと聞いています。
大卒でも研修は結構ありますよね。

個人的な意見ですが、ただただ座って見ていても何も覚えませんし、今どういう状況で現場がこんな流れになっているのかって、体感しないとわからないと思うんです。
それは私が体育会系だからかもしれませんが、体感して、技術を盗んで、実践して、考察して、改善する。

主体的に行動しなければならないのはどんな職業でも同じです。

勤務形態、休日、勤務時間に疑問を感じる1年目の鍼灸師

自分は今年鍼灸師になったばかりで社会人1年目なのですが、鍼灸師の勤務形態は、基本は平日出勤、日祝休み、仕事の終わりが9時というのが基本なのでしょうか?

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10161458640(※文章を読みやすいように一部編集)

当サイトから、ベテラン鍼灸師さんの回答

※各回答は、見出しをクリックしていただくと読めるようになっています。

院によって全く違うので、自分に合った求人を

院の勤務形態はそれぞれです。
勤務地やターゲットをどこに置くかでかなり変わると思います。

高齢者が多い地域だと朝早くから夕方早めに閉めてしまったり、病院と提携していたりすると病院の診療時間に合わせたり、都心部やターゲットが会社勤めだと遅めの診療開始で遅くまでだったり、朝活に合わせて早く開いてみたり、個人の院なんかだと今日はもう予約ないから閉めちゃったー、とかもあります。

要は雇用契約にきちんと沿っているか、沿っているなら、自分の希望とどれだけすり合わせることが出来るかです。
こんな勤務時間だと自分がいっぱいいっぱいで施術もままならない、というのであれば、もう少し勤務時間や体制を考慮して求人を探した方がいいと思います。

自分に余裕がないと施術に出ます、患者さんにも伝わります。

院によって勤務形態は違うが、準備・退店作業は予め考慮して

鍼灸師の基本の勤務形態というのは、その職場によるものだと思います。
平日休みにしているところもあれば、日曜祝日が休みのところもあり、又診療時間も
その院によって様々です。

少なくとも、営業時間の1時間前頃から、営業時間の1時間後くらいまでは仕事があると思っていた方が良いと思います。
患者さんがいないときも、準備をしたり、掃除をしたり、帰ってからも、退店の作業がありますので勤務時間は長くなってしまうのが現状です。

ただ、職場の規定がそうでないのに、勤務時間が長かったり、働く日数が多いのは問題です。

院によっては、土日祝は17時に閉まるところも

基本的ではありません。
土日祝は早めに17時ぐらに閉まるところもあります。

質問者さんがどんな求人でこの会社に応募されたのか知りたいです。
いままで設問に回答して鍼灸師がどれだけ馬鹿にされているかがわかりました。

とっても納得いかないし、鍼灸師ももっと自分たちの労働時間や勤務体系など声を上げるべきだと思います。

鍼灸師で活躍するためにはまずは職場選びを慎重に

鍼灸師をやめずに活躍し続けるためには、まずはブラックな職場で働かないようにすることが大切です。

今回は、鍼灸師をやめとけといわれる理由やメリットを紹介しました。ブラックな職場で働かないためのベテラン鍼灸師のアドバイスもお伝えしたので、ぜひ参考にしてください。

ブラックな職場で働きたくない場合は、弊社の求人に応募してみてください。入社2年目から30万円以上を目指せ、福利厚生もしっかりしたホワイトな企業です。興味がある方は、ぜひ応募してみてください。

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この記事を書いた人

治療家の皆様から頂いた声をもとに、就職・転職ノウハウ、求人情報についてご紹介しております。

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