柔道整復師にとってリラクゼーションサロンの求人は良い経験になるか

いつも当メディアをご覧いただきありがとうございます。

今回は柔道整復師の資格をお持ちの方で、リラクゼーションでのお仕事も気になっている方に

  • どんな理由で、柔整師の資格を持ちながらリラクゼーションの求人に応募される方が多いか
  • 柔道整復師のキャリアを考えるうえで、リラクゼーションサロン勤務は経験として身になるかどうか

についてご紹介します。

目次

どんなきっかけで、リラクゼーションの仕事をされる柔道整復師が多い?

柔道整復師の定番の職場といえば、やっぱり整骨院や整形外科ですよね。

そんな中、あえてリラクゼーションサロンの求人に応募する理由は何でしょう?

実際に柔道整復師の資格をお持ちで、サロンで働いたことのある方にインタビューをしてみました。

「接骨院や整骨院に就職(転職)しても未来がないと思った」

かつては、個人経営の接骨院や整骨院で成功するケースも多かったですが、最近では件数が増えて競争が激しくなり、個人経営で働くことが困難になり始めています。

私は、柔道整体師の国家資格を持っていますが、国家資格があったとしても働き先がないと生活するための給料をもらうことができません。

 

そんな時に、リラクゼーション施設で柔道整体師の求人をしていることを知りました。

リラクゼーション業界は最近活発化していますし、施設によっては安定経営しているので、将来にわたって安定した収入を得たいと考えた時に、リラクゼーション施設で働くことを決意しました。

 

また、柔道整体師がする施術については、現在のところほとんどが保険適用なので、患者も安定して来てくれるとも思いました。

「整骨院のハードな仕事についていけなくなった」

身体を壊してしまい、柔道整復師=接骨の仕事のように朝8:00〜夜21:00まで働けなくなってしまったのが主な原因です。

時短でもいいので接骨院での求人を探したのですが全く案件が見つからず、無職のままではいるわけは行かず、身体を触りケアする仕事に就きたいと思い、リラクゼーションの仕事に就きました。

4年前に免許を取得して現在はリラクゼーションのチェーン店での勤務をしています。

整骨院、介護福祉施設と働いていましたが、整骨院ではかなりの長時間労働、サービス残業といった過酷な状況で、介護福祉施設では介護しのような仕事が多くそれが嫌になり探していたところにリラクゼーションの今の店から誘われて働くことにしました。

「リラクゼーションの方が患者様のお役に立てると思った」

自分は接骨院で数年間働いていましたがリラクゼーションで働いてみたいという思いも前からありました。

理由は接骨院では保険請求の関係上、来院された方が施術をしてほしいとおっしゃってるところを思い通りにさせていただくことができないことが多くあった為です。

柔道整復師が通常働く場所は接骨院や整骨院・整形外科などに勤務することが普通だと思います。

院で行う施術は骨折や肉離れ、捻挫など保険診療がほとんとだと思います。

 

しかし、現在院を受診してくる方は怪我ではなく慢性的な症状を訴えています。

その場合は保険診療では扱えないものになります。

 

それでは患者様を救える事はできないと思いました。

本当に悩んでいらっしゃるのに根本的な治療をすることができないのです。

なので、リラクゼーションならば患者様の希望に添える施術を行うことができるので働こうと思いました。

 

その他、就活中に条件が合わず採用が決まらず、とりあえずリラクゼーションのお仕事をしていずれは整骨院で働きたいという方もいらっしゃいました。

リラクゼーションサロンの経験は、柔道整復師として良い経験になるのか

接骨院は患者様を治療する、リラクゼーションはお客様の体を癒す・・・と大きな違いはありますが、接骨院もリラクゼーションも人の体に触れるお仕事なので似ている部分も多いです。

 

まず筋肉をほぐすということは、リラクゼーションにおいても柔道整復師においても重要なことです。

リラクゼーションでも筋肉をほぐすアプローチを日々考えまずから、リラクゼーションサロンでお仕事をしている間は柔整師のスキルアップに全く無駄とはなりません。

 

またリラクゼーションサロンは施術の効果云々より”癒し”が重要視されるため、整骨院に勤める以上に接客術がとても大切だという事を学べます。

整骨院や整形外科に勤めていると(柔整師として技術を磨き治療だけに集中していればいい)と患者様とのコミュニケーションを少し後回しにしてしまう事もありますが、これからの時代は”単純な話し相手”として高齢者の患者様を固定客をすることが大切になってきます。

いつか整骨院へ復帰した時もしくは開業した時に、リラクゼーションサロンで学んだ”またお願いしたくなる柔整師、また来たくなる整骨院とは何か”や、コミュニケーション能力は必ず役に立ちます。

 

もちろん柔道整復師として整骨院で保険外の治療でマッサージをしている店舗も今は多くあるので、そう言うところに入るのであれば、そのままリラクゼーションサロンの経験はかなり重宝される経験になります。

(むしろ最近は保険請求が厳しくなってきていますので、整骨院に勤めるなら実費メニューがある院に勤めるほうが将来性がありお勧めです)

 

というわけで、いつかまた整骨院や整形外科で働くことを考えても、リラクゼーションの経験はとても役に立ちます。

柔道整復師の資格を持っている方を募集しているリラクゼーションサロンも沢山ありますので、もし気になっている場合は是非挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

治療家の皆様から頂いた声をもとに、就職・転職ノウハウ、求人情報についてご紹介しております。

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