柔道整復師の志望動機6選!履歴書の書き方や面接での伝え方を解説

柔道整復師として整骨院や接骨院、介護施設、整形外科などで働こうと思った場合、志望動機について悩む人も多いのではないでしょうか。

志望動機には過去のエピソードや経験、実績などを含めると採用担当者に効果的にアピールできるため、採用されやすくなりますよ。

今回は、柔道整復師の志望動機を6つ紹介。さらに履歴書に書くべき内容や面接での答え方についても解説します。柔道整復師の志望動機について悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてください。

目次

柔道整復師の志望動機6選

どのような理由で、柔道整復師を志す人が多いのでしょうか?6つ紹介するので、志望動機を考えるためのヒントにしてください。

柔道整復師にお世話になった経験がある

柔道整復師は、身体の不調やけがを治療する専門職です。そのため、けがの治療で過去に柔道整復師にお世話になったことのある人もいるのではないでしょうか。

多くの場合、柔道整復師との出会いは、けがや身体の不調を改善したいときに始まります。たとえば子どものころにスポーツでけがをして、整骨院に通うこともあるでしょう。

その中で、担当の柔道整復師が痛みを和らげてくれたり、状態を改善させてくれたりすることで、柔道整復師に対する興味や関心を持つようになった人も多いようです。

独立したい

柔道整復師は独立・開業が認められている医療系国家資格であるため、独立することを目的に志す人も多いようです。独立開業すると自身の技術や経験を生かして、経営者として事業を展開できます。

また柔道整復師の資格を活かしてさまざまな分野で独立できる点も魅力。美容整体やスポーツトレーニング、リハビリテーションなど、活躍できる分野は多岐にわたります。

プロのスポーツトレーナーになりたい

柔道整復師は筋肉や関節、骨格に詳しい運動器のプロ。そのためスポーツトレーナーとしても働ける職業です。学生のなかには、在学中に応急処置やトレーナーの資格をとって、プロのスポーツトレーナーとしてのキャリアを目指す人もいます。

スポーツトレーナーを目指す柔道整復師は、過去に自身がプレーしたことのあるスポーツに貢献したいとの想いが強い点も特徴です。

介護分野で働きたい

柔道整復師は機能訓練指導員として働けるため、介護分野で働くことが志望動機になった人もいます。機能訓練指導員は、介護保険法に基づいて、機能訓練やリハビリをサポートする専門家です。介護施設で、利用者一人ひとりに応じた機能訓練を行い、身体機能や健康の回復を図ります。

高齢化社会の現在は、身体の不調や痛みを抱える人々が増加しており、柔道整復師の需要は今後も高まると予想されています。

柔道整復師の将来性について理解を深めると、良い志望動機をイメージできるかもしれません。将来性について知りたい場合は、次の記事を参考にしてください。

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健康や医療分野に興味があった

柔道整復師は人々の健康に携わる医療職です。そのため、もともと健康や医療に興味のあったことが柔道整復師の志望動機になることもあります。

このような志望動機を持つ人のなかには、看護師や整体師としてすでに人々の健康や医療に携わる仕事をしていた人が柔道整復師を志望する例も見られます。

地域で貢献したい

柔道整復師はお年寄りから子どもまで幅広い年齢層の健康に関わるため、地域に密着したサービスを提供しやすい職業です。

そのため、体に不調を抱える人に寄り添うことで、地域貢献したいと考えて柔道整復師を志望する人もいます。地域貢献をしたい柔道整復師のなかには、地元で整骨院の独立開業を目指す人もいるようです。

柔道整復師が履歴書の志望動機に書くべき内容

柔道整復師が整骨院や介護施設、整形外科などの求人に応募する際は、次の点を履歴書の志望動機欄に書くようにしましょう。

  • 柔道整復師を目指したきっかけ
  • 応募した職場で働きたい理由
  • これまでの実績や経験
  • 職場に貢献できること
  • 仕事への熱意

それぞれについて詳しく解説します。

柔道整復師を目指したきっかけ

柔道整復師の志望動機を伝えるためには、まずは次の点が相手に伝わるように記載しましょう。

  • なぜ柔道整復師になりたいのか
  • どうして柔道整復師を目指すようになったのか

学生や社会人時代のエピソードを交えて、説得力を高めることが大切です。

応募した職場で働きたい理由

「柔道整復師になりたい」という意思表示だけでは、担当者が「他の職場でもいいのではないか?」と考えてしまうかもしれません。そのため特定の施設で働きたい場合は、次の内容も志望動機に含めることが大切です。

  • どのような施設で働きたいのか
  • なぜ志望する施設を選んだのか

また志望動機を書く前に、応募先のホームページを確認するなどして、理念やコンセプトについても理解して、自身の志望動機を練り上げましょう。そうすると、志望する職場で働きたい意欲を担当者にアピールできます。

これまでの実績や経験

これまでの実績や経験を志望動機に記載して、自己PRしましょう。柔道整復師としての経験やエピソードだけでなく、接客業など他の経験で得たスキルをアピールするのもおすすめです。スキルを活かした具体的な事例を挙げると、採用担当者の印象を高めることができます。

職場に貢献できること

自己PRを行う際は、自分自身の経験やスキルをアピールして職場に貢献できることを示すことが大切です。たとえば、コミュニケーション能力が高い、問題解決能力がある、チームワークを大切にするなど、自分自身の強みを履歴書に記載しましょう。

仕事への熱意

志望動機を通して仕事への熱意や入社意欲を伝えることは、採用担当者から「会いたい」と思ってもらうために重要です。応募者自身が、なぜその企業で働きたいのか、どのような思いや目標を持っているのかを明確に伝えると、自分がその職場に適した人材であることをアピールできます。

応募先の特徴や理念に対して自分が共感していることを伝え、その職場に貢献したいことを伝えてみましょう。

柔道整復師が書いた志望動機の例文

柔道整復師が履歴書に書く例文を、次の2パターンに分けて紹介します。

  • すでに働いた経験のあり転職をする場合
  • はじめて就職する場合

具体的にどう書けばよいかわからない場合は、参考にしてください。

転職する場合の例文

私は学校を卒業後に〇市内にある整骨院で約3年半勤務していました。前職では、幅広い症状をもった患者さまと接してきましたが、なかでもスポーツ外傷を中心に施術を行う機会が多かったです。そのため骨折や脱臼、捻挫などの外傷処置のスキルに自信を持っており、貴院でそのスキルを生かしたいと考えて応募しました。

貴院のスタッフはスポーツチームの試合に帯同することもあるため、私のスキルを活かしやすい職場だと考えています。これまでの経験やスキルを活かして、貴院に貢献したいです。

はじめて就職する場合の例文

私は貴院の掲げる理念に共感し、この街で多くの人々の助けになりたいと考えています。私自身、生まれ育ったこの街に愛着を持っており、地域社会に貢献することが重要だと思っています。

貴院のホームページに記載されている「地域すべての人々にとっての痛みを和らげたい」という思いに共感しました。私も同じ思いを持って、柔道整復師として貴院で働きながら、この街の多くの人々を助けたいと考えています。

面接で志望動機を伝える際のポイント

面接では多くの場合、志望動機を尋ねられます。面接官に好印象を与えるためにも、次のポイントに注意して話すようにしましょう。

  • 結論から話す
  • 入社したいことをしっかりと伝える
  • 明るくはっきりと受け答えをする

それぞれについて詳しく解説します。

結論から話す

結論から先に話すと、話の流れが明確になり、面接官に伝えたい要点が伝わりやすくなります。

結論を話した後は、具体的な根拠や背景を説明することで、話の信憑性が高まり、面接官により深く印象づけることができます。

たとえば「志望動機を教えてください」と尋ねられた場合は、はじめに「○○だから御社を志望いたしました」と結論から述べて、その後に詳細を話すようにしましょう。

柔道整復師は患者さんに説明する機会の多い職業です。説明がわかりやすい点も面接のアピールにつながるため、結論から話すように習慣づけてみましょう。

入社したいことをしっかりと伝える

面接官に評価してもらうためには、入社したいことをしっかりと伝え、熱意を感じさせることが重要です。面接の中で、「御社に入社したいです」と口に出して伝えるようにしましょう。

厳しい質問をされて、受け答えに失敗した場合も、最後に入社したい旨を伝えて熱意をアピールすると面接官にも良い印象を与えられる可能性があります。

柔道整復師の場合は、志望する整骨院の理念やコンセプトに共感した点などを理由に、入社したいことを伝えるのもおすすめです。

明るくはっきりと受け答えをする

面接では、医療に携わる人としての資質が重視されます。そのため、自分の考えを明るく、はっきりと伝えることが大切です。柔道整復師の先生が自信を持って話さないと、患者さんも不安を感じるでしょう。

しかし、目をじっと見て話をすると相手に圧迫感を与えるため、試験官の首やネクタイを見て話すことがポイントです。視線が泳いだり、自信がない、落ち着きがないという印象を与えないように注意しましょう。

過去のエピソードを交えて柔道整復師の志望動機を考えよう

志望動機を伝える際は、過去のエピソードを交えると、話の内容がわかりやすく採用担当者から好印象を持ってもらえます。すでに他の職場で柔道整復師として働いたことがある場合は、実績や経験も忘れずにアピールしましょう。

弊社では整骨院で働きたい人を募集しています。柔道整復師として地域貢献をしたり、自分のスキルを活かして患者さんに喜ばれたりしたい人は、ぜひご応募ください。

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この記事を書いた人

働き方やライフスタイル、健康関連に詳しいライター。柔道整復師や鍼灸師の資格も所持。整体師やライターとして活動するなかで蓄えた知見をもとに、柔道整復師や整体師、鍼灸師、按摩マッサージ指圧師に有益情報を提供する。

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