柔整師の就職先、整骨院と整形外科の給料・将来性・メリットを比較

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今回は柔道整復師で整形外科と整骨院のどちらに就職(転職)するか迷っている方に向けて、接骨院と整形外科のそれぞれの違いについて簡単にご紹介します。

具体的には今後の将来性や安定性、お給料、業務経験の違いやメリット・デメリットについて比較します。

 

なお、整形外科勤務と整骨院勤務の詳細については、それぞれ以下の記事でご紹介しています。

(実際に働いていた方のインタビューを掲載しています)。

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目次

柔道整復師にとっての、整形外科と整骨院の違い(キャリア上のメリット、給料、将来性など)

整骨院と整形外科の最も大きな違いは、整形外科ではドクターをはじめ看護師やレントゲン技師、医療事務資格を持った受付の方など他の医療従事者と関りがあることです。

そのため(この注射をしているから、このリハビリは控えよう)(レントゲンを撮るからギプスを先にカットしておこう)など、他のスタッフとの連携が重要になってきます。

 

またトップにはドクターがおり、我々は彼らの判断で動くということも、かなりの違いです。

例えば自分が「この患者はこの症状だから、こういう施術をしよう」と判断しても、ドクターが違う判断をしたらその施術はできません。

整骨院と整形外科のキャリアの違い:開業するかどうかで違いがある

キャリアとしては、もし自分が将来整骨院を開院するのであれば、整骨院勤務の経験が必要です。

資格を取得している方ならご存知かと思いますが、開院し健康保険を使った施術を行う際には管理柔道整復師の認定が必要となり、その条件は整骨院での実務経験が義務付けられています。

残念ながら現在のところ整形外科での勤務はこの実務経験には入らないため、開院を目指している方は整骨院での勤務が必須となります。

給料面の違い:安定しているのは整形外科、大きく稼げる可能性があるのは整骨院

給料面でみると、整骨院では歩合制度を取り入れているところもあるため、上手くいけば整骨院の方が稼げるケースもあります。

また雇われ院長になれば当然給料も高いですし(年収500万円~)、もし自身が開院して上手く行けば給料は天井知らずです。

一方で年齢と共に給料が上がらない個人院などの整骨院の場合、いつまでたっても年収が300万円程度という事もよくあります。

 

一方で整形外科勤務は、なんといってもお仕事が安定しているのが最大のメリットとしてあります。

飽和状態な整骨院に比べ整形外科の来院数はとても安定していますから、よほどのことが無い限りつぶれる心配はありません。

 

また整形外科は病院のため休みも多く、残業時間も整骨院に比べると少ないことが多いです。

お給料も初任給で年収300万円から、そのあと年齢と共に上がっていき、最高で500万円ほど貰えるようになります。

整形外科と整骨院の将来性の比較

整形外科は整骨院業界のような「保険の締め付け」「整骨院の乱立」「無資格マッサージ店」とは無関係なので、そういった面では将来性はかなりあります。

ただ一つ抑えておきたいのは、お世話になるドクターの年齢ですね。

整形外科では院長より高齢の柔整師は雇われにくい傾向にあるので、お世話になる整形外科の院長が自分より年齢があまり離れていないところを選ぶと、将来性についてはそこまで気にしなくて構いません。

 

一方で整骨院業界は、ご存じの通り患者の奪い合いですから、「勝てれば天国、負ければ地獄」といったところでしょうか。

もちろん先ほど述べたような「不正請求による保険の締め付け」がありますから、今後は実費治療や物販ができるかが、将来性・安定性の要になってきます。

大手グループ院のように積極的に変化していっているところは安定性も将来性もありますあが(中には完全実費のところもあります)、いつまでも古いやり方にこだわっている個人院の場合は、今後はかなり厳しいでしょう。

まとめ:開業しない限りは整骨院より整形外科がおすすめ

あくまで個人的な印象ですが、

  • 将来的に開業したい方は、修行する意味で整骨院
  • 開業予定はなく、安定して整骨院より高めの給料を稼ぎたい場合は整形外科

こうなると思います。

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この記事を書いた人

治療家の皆様から頂いた声をもとに、就職・転職ノウハウ、求人情報についてご紹介しております。

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