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この記事では柔道整復師の働き方として、様々な就職先の仕事内容・年収の目安について紹介した後、「労働条件が良いところ」「とにかく稼げるところ」など、条件にあてはまる柔整師の就職先についてご紹介します。
柔道整復師の資格を持っていると、意外と様々な職場で働けますよ!
もしかすると整骨院業界は大変と聞いているかもしれませんが(笑)、他にも比較的楽な職場などありますので、そちらを目指すのも良いかもしれません。
柔道整復師の仕事先と給料の一覧を比較!
今回は5つほど紹介します。
整骨院、鍼灸接骨院
整骨院、鍼灸接骨院での業務は両者ともに同じ考えて良いでしょう。
柔道整復師が行える業務は骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷に対する治療です。
特に骨折、打撲に関しては医師の同意が必要になる為、その場でこの2つに対する整復を行う整骨院や接骨院は減少しています。
現在、健康保険の取り扱いが厳しくなってきており、自由診療にシフトしている整骨院や接骨院が多く、骨盤矯正や美容鍼灸を取り入れている施術所が多くなっております。
他にも患者の自宅や高齢者施設に赴き訪問施術を行う事もあります。
スポーツチーム等に帯同してサポート業務する事もあり、メディカルチェックや障害予防を行い、試合中や練習中に怪我をした人にその場で手当てをする事もあります。
また、整骨院、鍼灸整骨院ではレセプト業務を行わなければならなく、施術以外にも事務業務は多いです。
柔道整復師の整骨院、鍼灸接骨院勤務の収入の目安
給料に関しては20代で年収240万円、30代300万円、40代340万円、50代360万円60代420万円程度です。
また、鍼灸師やあんまマッサージの国家資格を保有していれば免許手当が上乗せされるので、年収が12万〜18万円程度上昇します。
さらに大手グループ整骨院に就職し5年程度キャリアを積むと、分院長として昇格できるシステムもあるので、企業によって様々ですが年収がさらに120万〜240万歩程度上昇します。
実際に整骨院で働いていた柔整師のインタビューを以下の記事でまとめています。
仕事内容、やりがい、大変なこと、将来性、未経験で就職できる年齢制限、給料の目安、勤務時間や福利厚生などの待遇、出会いはあるか、履歴書・面接対策など根掘り葉掘り聞いています。
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整形外科
整形外科では主にリハビリテーション科での勤務になります。
業務内容としては理学療法を中心に行いますが、整形外科によっては物理療法を中心に業務を行う事が多くあります。
物理療法以外にも、受付業務やリハビリ助手として業務にあたる事もあります。
なぜ助手程度の業務になるかと言うと、整形外科のリハビリテーション科で柔道整復師がリハビリを行うと、理学療法士がリハビリを行うよりも保険点数が低くなる為、助手業務が多くなります。
また整形外科によっては、地域の学校の部活動やクラブチームに帯同して、メディアルサポートを行うところもあります。
サポート内容としてはメディカルチェックを基に運動指導や障害予防を行います。
柔道整復師の整形外科勤務の年収の目安
給料に関しては20代で年収250万円、30代350万円、40代400万円、50代350万円、60代400万円程度です。
上記2箇所に関しては病院なので、給料体系は変わらないと思います。
実際に整形外科で働いていた柔整師のインタビューは以下の記事でまとめています。
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介護施設(福祉施設)で機能訓練指導員として働く
介護施設(福祉施設)では施設によって形態が違いますが、有料老人ホームなどでは施設内の居室でのマッサージやリハビリ、施設内のホール等で集団での運動指導やレクレーション活動を行います。
通所リハビリでは運動指導、マッサージ、利用者の送迎、リハビリテーション計画書の作成、レセプトの作成、利用者のモニタリングを作成して担当ケアマネージャーへの報告業務があり、他にも利用者の自宅に訪問して家屋調査を行って必要に応じて介護福祉用具の使用を提案します。
また、利用者とケアマネージャーや訪問看護師やホームヘルパーとの担当者会議を行って利用者のADLの向上に繋げていく業務があります。
柔道整復師の介護施設勤務の給与の目安
給料に関しては年代によっての差はあまりなく、年収300~360万円ほどが目安です。
実際に介護福祉施設で働いていた柔整師のインタビューは以下の記事でまとめています。
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スポーツトレーナー、スポーツジム
スポーツトレーナー、スポーツジムの両者も業務が似ております。
スポーツジムの中でトレーナーとして業務を行う事があります。
トレーナーは主にクライアントへの運動指導や食事管理を行います。
近年のダイエットブームや健康志向の影響で食事管理が求められる事が多くなっていますが、柔道整復師は生理学は学びますが栄養学は履修していないので、独学での知識習得が必要になります。
また稀ではありますが、プロスポーツチームやプロスポーツ選手のパーソナルトレーナーとして、団体や選手に帯同してケアやトレーニング指導を行う事もあります。
柔道整復師のスポーツトレーナーの年収の目安
20代で年収300万円、30代~40代で300~450万円、50代~60代で500万円程度です。
またプロスポーツ選手とのパーソナル契約を結ぶと、年収が2000万円程度になる事もあります。
実際にスポーツジム・スポーツトレーナーとして働いていた柔整師のインタビューは以下の記事でまとめています。
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教員
教員の業務に関しては教員試験合格後に従事する事になります。
専門的な知識が求められ、それを生徒に教えていく事が中心になります。
しかし教員として従事する場合には生徒を国家試験に合格させ、資格を取得させなければなりません。
過去の国家試験の問題の傾向を分析しながら、予測問題集の作成や今後予測される国家試験の内容の変更の情報を収集して対策を考えて生徒を合格に導いていく事があります。
他にも就職先の斡旋や卒業生が勤めている仕事先に赴いて実習先として提供して頂けるようにお願いに行く事もあります。
柔道整復師の教員の給与の目安
給料に関しては370万円~620万円程度です。
実際に教員として働いていた柔整師のインタビューは以下の記事でまとめています。
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以上が、基本的な柔道整復師の就職先のご紹介でした!
それではここからは、条件に当てはまりそうな就職先をいくつかご紹介します。
柔道整復師の就職先で、労働条件が良いところは?
柔道整復師の就職先で労働条件が良いところは、個人院の整骨院以外です(笑)
特に病院(整形外科以外)や整形外科は、各種保険・福利厚生も完備していますし、残業も多くありませんし、待遇が良いことが多いですね。
また医療法人の主な収入源は手術によるものなので、手術件数をこなしていれば病院経営は成り立ちます。
柔道整復師で比較的高給な職場や、毎年しっかり昇給がある働き先
比較的給料が高い職場、昇給が良いところは、まずグループ整骨院やグループ鍼灸整骨院ですね。
グループ院は勤続年数や会社への貢献度で人事昇格(分院長→エリアマネージャー→エリア統括→統括本部長など)がありますし、独自の査定で年一くらいは昇給があります。
分院長まで上がるだけでも、基本給レベルで年収500万円は稼げます(+歩合です)。
整形外科や病院も基本的な待遇は良い(最高で年収500万円は狙える)のですが、柔整師はあまり立場が強いとは言えず、役職と言っても主任程度ですね。
ある程度のところでどうしても高止まりはしてしまいます(それでも個人院からすると贅沢すぎるレベルですが)。
ボーナスが出やすい柔整師の就職先
こちらもグループ院か病院の二択ですね。
グループ整骨院・鍼灸整骨院は年に二か月程度のボーナスがあり、病院は年に3~4か月分のボーナスが出るところが多いです。
ちなみに言うまでもなく、個人院はボーナスなんて出るわけがありません。
比較的楽な柔整師の職場
比較的楽なところは介護施設(福祉施設)ですね。
リハビリは時間制なので時間超過がありませんし、月末のレセプト業務も事務員が行うので残業が比較的に少なく、17時~18時にはキッパリ帰らされます。
(整骨院の場合、営業時間が9時から20時or21時までのところが多く、休憩時間は取れますが拘束時間が長い特徴がありますよね)
また介護施設の場合はクライアントのニーズが全く違い、求められるものが整骨院や整形外科より低いレベルになっています。
整骨院や整形外科ではクライアントの年齢層が低く、社会復帰やスポーツ等の競技復帰がメインとなり、介護施設ではADLの維持がメインになります。
要は完全に治療をする事が目的ではなく、ご高齢者の体を”ケア”してあげるのが目的になります。
以上になります!
あなたが良い職場と出会えることを祈っています。